学長挨拶

同窓会の活動状況

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卒業生紹介(ニュースレター)

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学長挨拶

徳島大学長

河村 保彦

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 本年度より、野地澄晴前学長の後任として5年間の任期で第14代学長を務めさせていただきます。この重責を担うことに大きな緊張感を覚えますが、専心職務に精励致す所存です。
 さて、長引く新型コロナウイルス禍は新たな日常を強いております。日々苦労している本学学生諸君に、皆さまから就学支援の寄附金や食糧など多くの温かいご支援をいただいております。こうしたご篤志に、徳島大学を代表して厚く御礼申し上げます。
 続いて、近年の本学の動きについて簡単に紹介いたします。令和3年4月から薬学部の2学科を6年制の薬学科に再編、本年4月から蔵本地区大学院では「医科学教育部」などの5教育部の名称を「医学研究科」等と全学統一的に研究科に名称変更しました。また、常三島地区3学部を基礎とする大学院「創成科学研究科」として、令和2年4月には博士前期課程4専攻を、続いて本年4月には博士後期課程1専攻を、それぞれ設置しました。
 研究面では、日亜化学工業(株)様のご仲介ご支援により、起業大国イスラエルのテクニオン(イスラエル工科大学)と令和2年12月に学術交流協定を締結しました。それに伴い、翌年1月には同社と共同で、「徳島国際サイエンス研究所(TISI(タイサイ):Tokushima International Science Institute)」を設置しました。TISIにおける国際共同研究では、先進性、卓越性およびイノベーション性を重視し、世の中にインパクトを与え得る研究テーマを選定しています。これらの研究を通して、テクニオン、日亜化学工業(株)様ならびに徳島大学との間に人的交流と学術研究を推進し、高度な研究の実施と人材の育成を目指します。
 さらに、グローバル化が進む現代では、世界の課題はすぐに私たちが暮らす地域においても課題となります。こうした課題を、地域の人々とともにデザイン思考にもとづいて検討し、AI・データサイエンスの技術を応用して解決することを目指して、令和2年4月に「デザイン型AI教育研究センター」を設置しました。課題解決のために、地域の人々と大学がともにAI・データサイエンスを学び、地域社会に実装していくことが同センターのミッションです。
 結びとしまして、徳島大学は今後も弛まず未来志向で教育、研究、社会貢献に取り組んでまいります。徳島大学びざん会(旧 徳島大学同窓会連合会)の皆さまにおかれましては、今後もご指導ご鞭撻、ご助言をいただければ幸いです。皆さまのご健勝とご多幸、ご活躍を祈念しましてご挨拶とさせていただきます。

同窓会の活動状況

渭水会(総合科学部同窓会)

理事長 内海 千種

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 4月6日、ここ数年、静まり返っていたキャンパスが賑やかに活気付いていました。入学式だったと、気づけた瞬間でした。新型コロナウイルスの感染拡大による影響は未だ残るものの、節目の式典を感じることができたのは、大きな変化のように思います。この入学式で、渭水会では新たに184名(学部生175名、大学院生9名)の新規学生会員を迎えることができました。キャンパス内、助任の丘にある蜂須賀桜(写真参照)も、こころなしか昨年よりも嬉しそうに咲いている気がしました。
 さて渭水会の活動状況ですが、昨年度のニュースレター(第27号)でのご報告以降は、11月に会報50号を発行し、総合科学部の「今」や様々な分野で活躍をされている会員の様子を皆様にお伝えしました。特に50号という節目を迎えたことから、プレゼント付き読者アンケートを企画し、多くの会員の皆様から心温まるメッセージやご意見をいただいています。その他、例年どおり正会員の研究会・講習会等を援助する助成事業、未来ある卒業生に対しての渭水会会長賞の授与を行なっています。また、今年度の理事会、総会などはできる限り対面にて開催し、会員の皆さまとの交流の場を作りたいと考えております。
 総合科学部は2024年に創立150周年を迎えます。渭水会では学部とともに記念事業を計画しているところです。総合科学部、そして渭水会の歴史を振り返りながら、各会員の皆様の交流のきっかけとなる事業となるよう、準備をすすめたいと思います。
 
 会報の内容や活動の詳細につきましては、渭水会Web サイトをご覧ください。
 渭水会ホームページ http://www.isuikai.jp/

 

青藍会(医学部医学科同窓会)

会長 荒瀬 誠治

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 コロナウイルスはオミクロン株へと変貌、人類の空間的・物理的防御を楽々と乗り越え再蔓延し、社会は中世へ逆戻りました。窮した諸国は「コロナは感染するもの、一緒に生きてゆくしかない」と認識を変え、ワクチンの頻回接種だけを頼りに生活を元に戻しつつあります。大学も全業務をリモートにしましたが、画面上では互いの熱量が伝わらず、対人(face to face)行動・活動の重要性が再認識されました。リモートでは大学の質が低下するのです。某教授が「今年の学生は何の手応えもないまま、いつの間にか居なくなりました」としみじみ嘆息されましたが、学生の方も「大学で充実生活が送れたとの実感がないまま放り出された(卒業?)」との思いを持っています。母校愛など生まれようもなく、同窓会は無くなるのではと危惧します。昨年と今年の卒業生には、個人レベルまで考えた同窓会からの密なケアが必要と考えています。
 過去2年、全ての青藍会活動は中止orリモート開催になりましたが、学部4年生へのstudent doctor認証+白衣授与式だけはrealに行われました。120人の若者が白衣を着用し前を向く姿は壮観で、彼らの心はへたっていないし、学びたい意欲をひしひし感じました。私達はそれに応えましょう。見事な後輩の輩出は会員の誇りにつながります。そのためにも母校が現在苦闘している新しい学問環境・体系の確立に青藍会も寄与したいものです。

栄友会(医学部栄養学科・医科栄養学科同窓会)

会長 津田とみ

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 2021年度後半の栄友会の活動を振り返りましても、コロナ禍の影響で対面の場面がなくオンラインやネットワークの活動がメインとなりました。3月の役員会は昨年に続きZoomシステムによるオンライン会議とし、総会、学術講演会など2022年度の活動計画を立てました。
 例年7月に東日本、関西、九州・山口県の各支部も参加して開催する総会ですが、本年度もやむを得ずZoomによるオンライン開催の予定としました。総会後の学術講演会は学生会員の希望も反映して、北島幸枝・東京医療保健大学准教授(31期)に登壇していただく予定です。ただ、オンラインですと終了後の意見交換会が開けないのが少々残念ではあります。会報は5月発行予定、また本年は名簿の発行年ですので、どちらも担当の役員を中心に準備を整えています。さらに阿波踊り・栄養学連を栄友会としても支援することも決めました。
 さて、学会での研究発表が高い評価を得ての表彰や学内での実績の表彰が、今期も相次ぎましたので披露させていただきます。

 若手教員の二人が表彰されました。
 ・第24・25回日本病態栄養学会年次学術集会若手研究独創賞
  医科栄養学科疾患治療学分野 助教 山田苑子(38期)
 ・令和3年度 徳島大学若手研究者学長表彰賞
  医科栄養学科臨床食管理学分野 助教 増田真志(39期)

 そしてまた大学院生たちは先輩と共に研究に励み、下記のように受賞者が並びます。
 ・第24・25回日本病態栄養学会年次学術集会若手研究特別賞  
  滝本真望 博士前期課程2年(53期)
  山中彩夏 博士前期課程2年(53期)
 ・第24・25回日本病態栄養学会年次学術集会一般演題座長賞
  川上歩花 博士後期課程2年(51期) 
  待田京香 博士前期課程1年(54期) 
 ・第74回日本細菌学会中国四国支部総会 学生優秀発表賞
  石田 快 博士後期課程2年(51期)
 ・第54回 日本栄養・食糧学会中国・四国支部大会 学生奨励賞
  米田祥広 博士前期課程1年(54期)
 ・第7回 日本栄養改善学会四国支部学術総会 学生奨励賞
  高士友恵 博士前期課程2年(53期)
 ・第3回 四国4大学合同研究発表会 優秀研究賞
  別府香名 博士後期課程3年(50期)
 ・日本心臓リハビリテーション学会 第5回四国支部地方会 優秀演題アワード
  北村綾乃 博士前期課程1年(54期) 

 学部生の児玉賞も紹介させていただきます。
 ・令和3年度 児玉賞 
  鈴木由紀 学部4年(55期)

 他には、ちょうどこの原稿を書き上げようとしている際に、徳島新聞で紹介された「栄養学研究科の堤理恵講師(大学院34期)が研究成果を生かしたユコウの活用のためのベンチャー企業を昨年設立し社長も務めている」との記事が目に留まりました。このような元気が有り過ぎるくらいの会員がいるのも面白く、感心しました。このユコウの話題は昨年12月12日の「令和3年度 近畿地区徳島大学同窓会連合会交流会(近畿びざん会)(当番:栄友会関西支部)」で「医学部医科栄養学科の様子(動画視聴)」の中でも紹介されていたのでご覧になられた方もいらっしゃると思います。
 もうひとつ栄友会関連の今期の話題としては、栄養学棟入口に改組前の「医学部栄養学科」の表札が残っていたのが「医学部医科栄養学科」にリニューアルされたこと、さらに「食律生命」の銘板を挟んで向かって左に「大学院医科栄養学研究科」の表札も設置されたことが挙げられます。ここに紹介させていただきます。

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(写真:栄養学棟全景と新しい表札、撮影:2022年4月17日)

 

 

 

 


 

 

  栄友会は、全国の国公私立の栄養学分野の大学で指導的な立場にいる150人を超える教授・准教授の会員を有するという他に類をみない特色を誇っています。私たち栄友会は徳島大学の7つの同窓会(びざん会)のうちの一つとしてその一翼を担っていますことを誇りに思い徳島大学の発展に寄与し続けたいと思っています。びざん会の皆様との交流により様々な事柄を共有させていただけますよう、今後ともよろしくお願い申し上げます。

睦眉会(医学部保健学科同窓会)

会長 橋本 公子

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 月日の経つのは早く、満開の桜から新緑の季節となりました。自然の美しい変化は、人間の本来に持つやさしさに気づきほっとする季節でもあります。
 睦眉会では、卒業・修了式や入学式で学生さんにお会いできる機会が得られず、睦眉会からのお祝いの品も直接お渡しできないまま2年が過ぎました。
 自由を奪われたかのような新型コロナウイルス感染症の蔓延の中においても、人間はマイナス面だけではなく、与えられた時間を自由になる時間と考え、時間があるから今まで出来なかった事をやろうと実行に移された方や、新しく趣味を始められた方もいます。また、新たな挑戦を見つけた方々にとっては自分磨きの時間となり、素晴らしい成果をもたらされている方も多くいて、人間の逞しさを感じます。
 睦眉会の役員会は、現在オンライン会議が主流となっています。コロナ禍における学生支援についても検討を重ねてきましたが、ニーズに適した支援の提供には至っておりません。次世代に続く若者が、将来の医療界を支える医療人に成長していただく為に、今後も起こるであろう新興感染症や災害時の支援方法について継続的に検討して参ります。
 同窓会の目的である『会員相互の親睦』が阻まれた2年間ではありましたが、7月9日には総会並びに講演会をオンラインにて実施いたしますので、ご出席くださいますようお願い申し上げます。今後も、同窓会の皆様と共にコロナ禍を挑戦の気持ちで乗り越えて参りたいと思っております。



蔵歯会(歯学部同窓会)

会長 笠原 信治

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 蔵歯会は平成2年に発足し、33年目を迎えます。本年3月に歯学科40期生43名、口腔保健学科12期生15名の卒業生を迎え入れ、総数は2,265名(歯学科2,088名、口腔保健学科177名)となりました。
 新型コロナ感染症の拡大も3年目となり、まだ終息の兆しが見えませんが、蔵歯会ではこの間に会務のデジタル化やオンライン化を進めてきました。ホームページのリニューアルや会員ルーム「蔵歯会ネット」の構築、会議のオンライン化等により、時間的・距離的な制限が少なく、全国どこからでも同窓会にアクセスできる環境が出来上がりました。ただ対面での懇親会や顔を見ながらの交流、また学生との支部交流や進路相談には対応できず、無機的な親睦が多くなっているのも事実でした。今年度はウィズコロナに対応できるように、2年間書面開催となった評議員会をハイブリッド開催にすることを予定しました。学術研修会や学生との交流もハイブリッド開催することにより、全国の会員が顔を合わせながら交流を深め、かつ温かさも感じる同窓会活動を展開してゆきたいと考えています。



薬友会(薬学部同窓会)

会長 水口 和生

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 薬友会の会員の皆様には、益々ご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。また日頃は薬友会活動にご支援とご協力を頂き、誠にありがとうございます。
 さて、令和2年4月に薬友会会長を鳥取 桂氏より引き継いでから早や1期2年が過ぎました。この間、ここ徳島でも新型コロナウイルスの感染拡大により、社会生活や経済活動に大きな影響を受けています。薬友会活動も例外ではなく、例年4月に徳島で開催しております薬友会総会を始め、同期生が懇親を深めるクラス会や、例年各地域の支部で開催しております支部会の中止や、延期の知らせが事務局に寄せられています。コロナ禍が収まるまでもう少し我慢する状況が続きそうですが、薬友会の重要な議決事項については、メール会議で行っています。入学式についても無事終了し、昨年より始まりました医療や臨床を知る薬学研究者及び研究を知る臨床家の育成を目的とした6年制1学科の第2期生を、薬友会として新会員に迎え入れることができました。
 次に最近の薬友会を取り巻く話題について触れてみたいと思います。前回のニュースレターで報告しました薬学部創立100周年事業の進捗状況についてですが、以下の条項がほぼ決定しました。

 ① 薬学部創立100周年記念誌の発刊 
 ② 記念式典と記念講演会の開催 
 ③ 薬友会ホームページの拡充 
 ④ 在学生に対して、教育・研究・学生活動の支援事業(大学院生に対する奨学金への充当等)

です。
 コロナ禍も収束していると期待して、令和5年11月3日に阿波観光ホテルで記念式典を開催する予定にしています。現在、薬学部の中に実行委員会を設けて開催の準備を進めており、薬友会も全面的に協力しています。会員の皆様には、随時準備状況をお知らせしたいと思います。
 結びになりますが、薬友会会員の皆様には、今後とも本会の活動になお一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。



工業会(理工学部・生物資源産業学部同窓会)

理事長 林 宏二郎

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 同窓会の皆様方におかれましては益々ご盛栄のこととお慶び申し上げます。「工業会の活動状況」についてご報告させて頂きます。
 令和4年3月の徳島大学の卒業式、修了式では、工学部・理工学部578名、生物資源産業学部92名、大学院修士(博士前期)課程337名、大学院博士後期課程18名の方々がめでたくご卒業、ご修了されました。ご卒業ご修了されました皆様方が今後工業会正会員として工業会活動をご支援いただけることを期待致しております。
 また、4月には徳島大学入学式が挙行され理工学部には623名、生物資源産業学部には102名、博士前期課程360名、博士後期課程16名の新入生を迎えました。そして、現在工業会も会員数3万名に近い組織と成っております。
 また、本年は工業会の母体であります徳島大学工学部が創立100周年を迎えます。徳島大学工学部は大正11年10月、政府の高等教育機関の拡張計画に基づき、徳島高等工業学校として設立されたのがその前身であります。その後、昭和19年に徳島工業専門学校に改称され、昭和24年には徳島大学工学部が設置されました。また、平成28年には工学部が理工学部と生物資源産業学部に学部改組され現在に至っております。現在「徳島大学工学部創立100周年記念事業委員会」を組織し、関係各位からのご寄附を頂きながら、以下の事業を実施すべく計画を進めております。

 「徳島大学工学部創立100周年記念事業」
  ①教育・研究・学生活動の支援事業等
  ②地域・社会貢献活動の充実
  ③キャンパス環境整備
  ④工学部創立100周年記念誌の編纂
  ⑤記念式典、記念講演会、祝賀会の開催

 工業会と致しましても徳島大学工学部創立100周年記念事業を全力で支援を行い、記念事業が成功裏に行われることを会員一同心より祈念を致しております。

 

活躍する卒業生の紹介

渭水会(総合科学部同窓会)

武田 亜希子(たけだ あきこ)

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  • 彫刻家
    県立学校教諭

    昭和55年 徳島県阿南市生まれ
    平成15年 徳島大学総合科学部 人間社会学科 国際文化研究コース 芸術・彫刻専攻 卒業
    日本美術家連盟 会員
    一般社団法人二紀会 会員
    現在 徳島聴覚支援学校教諭


    【主な受賞歴】
    平成14年 第57回徳島県美術展 特別賞 県議会議員賞受賞
    平成17年 第60回徳島県美術展 記念大賞 四国放送社長賞
    平成19年 第22回国民文化祭野外彫刻展(全国公募)国民文化祭実行委員会会長賞
    平成19年 第61回二紀展 奨励賞受賞(10/17〜29国立新美術館にて)
    平成20年 第62回二紀展 同人推挙(10/15〜27国立新美術館にて)
    平成23年 あすたむらんど「水環境と彫刻」アートプロジェクトに野外彫刻作品「月の譜」を出品
    平成24年 第67回徳島県美術展 特別賞 四国放送社長賞受賞
          「みゆき画廊」個展(10/15〜20東京・銀座)
         第66回二紀展 準会員賞受賞(10/17〜29国立新美術館にて)
         二紀会巡回展出品
    平成25年 第11回春季二紀展2013 新人選抜奨励賞受賞(3/10〜17東京都美術館にて)
         第5回とくしま芸術文化奨励賞 受賞(3/22)
         第5回とくしま文化奨励賞記念 武田亜希子彫刻展 
         (12/3〜15 あわぎんホール大展示室にて)
    平成27年 第12回春季二紀展2015 新人選抜大賞(3/10〜18東京都美術館にて)
    平成28年 日本美術家連盟会員
         第71回徳島県美術展 特別賞 徳島市長賞
         第70回記念二紀展 準会員優賞(10/12〜24国立新美術館にて)
         ギャラリー喫茶GRACE個展(12/4〜28)
    平成30年 第72回二紀展 I氏賞
    令和元年 「うしお画廊」個展(10/13〜19東京都・銀座)
         第73回二紀展 会員推挙
         郡言堂石見銀山本店 個展(11/8〜12/24島根県)
    令和4年  アートギャラリーGRACE個展「レジリエンス」(12/12〜26 徳島市)
           第11回モンカーダこじま芸術祭芸術蔵CanJoan  (2/19〜4/3岡山県倉敷市児島由加44)

    【パブリックコレクション】
    徳島県ケンチョピアみなと公園「宇宙時計」
    阿南市コスモホール「星のステップ」
    徳島市銀座商店街「message」
    徳島市立高等学校「月の譜」(創立50周年記念モニュメント)
    徳島市立高等学校「明日へのメッセージ」(弓道部記念モニュメント)
    ポリテクセンター徳島「未来観測」
    後藤田法律事務所「プラネット」

  •  武田氏は、県立学校の美術教諭(現在、徳島聴覚支援学校教諭)をしながら、日本美術家連盟や二紀会会員として彫刻の制作を行われています。主に金属を使用した抽象彫刻を制作し、個展や二紀展、グループ展に意欲的に出品しておられます。「制作を続けていくということは、周りの理解や環境も大変大切だと思っています。支えて下さる方々に感謝しながら、私自身も芸術や彫刻への理解推進の活動や彫刻家を目指す若い人たちの手本になっていけるようにこれからも精進したい」と語られました。徳島県ケンチョピアみなと公園「宇宙時計」、阿南市コスモホール「星のステップ」などパブリックコレクションも多く制作されています。


青藍会(医学部医学科同窓会)

置塩 隆(おきしお たかし)

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  • 昭和51年 医学部医学科卒業(第22期生)
    置塩医院 院長
    前神戸市医師会会長

    【学歴・職歴】
  • 昭和51年3月 徳島大学医学部医学科 卒業
    昭和51年4月 神戸大学医学部第一内科入局 
    昭和52年7月 三木市民病院 医員
    昭和54年7月 神戸大学付属病院 内科医員
    昭和59年1月 公立日高病院 内科医長
    昭和61年1月 置塩医院 勤務
    昭和62年2月 置塩医院 院長 現在に至る

    【主な医師会役員歴等】
    日本医師会代議員 平成16年~平成20年、平成22年~令和4年
    兵庫県医師会理事 平成14年~平成20年
    神戸市中央区医師会理事 昭和64年~平成16年
    神戸市中央区医師会副会長 平成16年~平成18年 
    神戸市中央区医師会会長 平成18年~平成24年
    神戸市医師会副会長 平成22年~平成26年 
    神戸市医師会会長 平成26年~令和4年

    【主な表彰歴】
    平成13年 兵庫県知事表彰(救急医療)
    平成23年 兵庫県自治賞
    平成27年 日本医師会優功賞
    平成28年 兵庫県知事表彰(健康功労)
    平成28年 厚生労働大臣表彰(支払基金)
    平成29年 厚生労働大臣表彰(救急医療)

 メッセージ:
 「この春、4期8年務めました、神戸市医師会会長を退任しました。
 医学科卒業後は徳島に残らず実家の神戸に戻り、神戸大学のお世話になり、父の健康状態の事情もあり、卒後10年で内科医院を承継しました。地域のかかりつけ医としてスタートして3年目くらいに中央区医師会の理事に就任させられ、以後辞めるタイミングを逃し続け、医師会漬けの人生を送ってきました。
 神戸市医師会会長在任中で印象深いものとして、生体肝移植のKIFMEC問題があり、当事者との話し合いや、殺到するマスコミ対応に苦労しました。認知症神戸モデルは医師会員の協力のもと主体的に参画し、全国に誇れるシステムは3年を経過し2期目に入っています。20年目と25年目の阪神淡路大震災フォーラムも開催出来ました。設立60周年記念事業として記念式典、記念講演、祝賀会と医師会館4階ホールのリニューアル大改修が出来ました。最後の2年間はコロナ対応に全力集中し、ほぼ毎週神戸市行政との折衝が続き、会員宛コロナ関連通知も200報を越えました。昨年秋には十四大都市医師会連絡協議会を神戸市医師会がテレビ会議方式で主催し、大都市共通のコロナ対応の課題につき協議しました。対面での議論ではさらに深掘り出来たはずであり少し残念でした。
 プライベートの時間が戻って来ましたので、南常三島と南蔵本の下宿先付近をはじめ、青春時代の7年間を過ごした「第2の故郷」を久しぶりに訪れたいと思います。」

栄友会(医学部栄養学科・医科栄養学科同窓会)

金 智蓮(きん ちりょん)

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  • 医学部栄養学科 昭和62年3月卒業(第20期生)
    株式会社ファーマフーズ バイオメディカル部
    アプロサイエンスグループ所属

    【略歴】
    昭和62年 徳島大学医学部栄養学科卒業
    平成元年 徳島大学大学院栄養学研究科修士課程修了
    平成元年 大塚化学株式会社入社
    平成3年     大塚化学株式会社退社 
    平成13年 株式会社アプロサイエンス入社
        (令和元年株式会社アンテグラルに社名変更)
    令和4年 株式会社ファーマフーズ入社
        (アンテグラルとファーマフーズの吸収合併による)

 金氏は、昭和62年に徳島大学医学部栄養学科を卒業、平成元年に同大学大学院栄養学研究科修士課程を修了されました。同年に大塚化学株式会社に入社され、天然物由来の新規素材の開発に携わり、京都大学と共同で卵白由来の機能性素材の研究をされました。大塚化学退社後は米国・カリフォルニアへ語学留学され、帰国後は派遣社員として製薬企業や大学等で主に分析や研究開発に従事されました。その後、平成13年に株式会社アプロサイエンスに入社され、そこでは受託サービスや研究用試薬の開発・販売など研究支援という形でサイエンスに関わることを体験し、視野が広がったそうです。実際、受託サービスの問い合わせ対応をする中で、利用者の研究背景や実験の目的を把握した上で提案する難しさは、やればやるほどその奥深さを実感されたそうです。現職場で嬉しかったことをお尋ねいたしましたところ、「学生時代の恩師や先輩、後輩方からの問い合わせは特に嬉しいですが、ご依頼いただいた内容が研究の加速に繋がったとの声をいただくと、嬉しい反面身が引き締まる思いです。研究をミスリードしないように正確な情報を提供することは難しいですが、研究の一助になっていると思うとやりがいも感じています。」と、おっしゃっておられます。
 最後に、「学生時代は遊んでばかりでしたが、その時かわいがっていただいた時期があるからこそ先生先輩方とは時間を飛び越してすぐに話ができますし、プラプラと遊んでいた時期の経験が問い合わせの対応に活きてくることもあります。長らく生きてきましたが、どんな経験も無駄なものはないんだなと感じています。学生の皆さんは将来不安になることも多々あると思いますが、今は回り道のようでも必ず自分の身になっていると思って今を大切に過ごしてください。」と、在学生や後輩へのメッセージをいただきました。

睦眉会(医学部保健学科同窓会)

阿部 慈(あべ めぐみ)

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  • 徳島大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻 平成6年卒業
    香川大学医学部附属病院 看護部長

    【略歴】
    平成6年3月 徳島大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻 卒業
    平成6年4月 香川医科大学(現香川大学医学部)附属病院 就職
    平成28年3月 香川大学大学院医学系研究科看護学専攻修士課程 修了 修士(看護学)
    令和4年3月 徳島大学大学院保健科学教育部博士後期課程 修了 博士(保健学)
    令和4年4月 香川大学医学部附属病院 看護部長

 平成6年3月に徳島大学医療技術短期大学部専攻科助産学特別専攻を卒業後、香川医科大学(現香川大学医学部)附属病院に助産師として就職されました。15年間の助産師臨床経験の中で、母子とその家族の幸せを願い多くの命をこの世に送り出し、平成27年にはCLoCMiP(助産実践能力習熟段階)レベルⅢ認証制度におけるアドバンス助産師の認証を受けられています。平成21年より看護師長として病棟の管理運営を行い、平成29年からは副看護部長として、大学病院全体の看護管理を他部門と調整を図りながらケアの充実に取り組んで来られました。またこの間、香川大学大学院医学系研究科看護学専攻修士課程を修了され、さらに徳島大学大学院保健科学教育部博士後期課程にて学ばれ、令和4年3月に博士(保健学)の学位を取得されました。香川県看護協会の助産師職能理事として、助産師の育成を積極的に支援し、令和4年4月からは看護部長として、未来に夢を描くことのできる看護職の育成に取り組んでおられます。看護職のリーダーに相応しい経験と実績を基盤に、今後さらなる活躍が期待されます。

蔵歯会(歯学部同窓会)

三好 圭子(みよし けいこ)

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 徳島大学大学院 医歯薬学研究部 口腔生命科学分野・准教授
 徳島大学大学院 医歯薬学研究部・教育教授

 【略歴】
 昭和44年 徳島県徳島市に生まれる
 昭和63年 徳島県立城東高等学校卒業
 平成6年 徳島大学歯学部卒業
 平成10年 徳島大学大学院歯学研究科博士課程修了(口腔生化学講座)
 平成10年 徳島大学歯学部・助手(口腔生化学講座)
 平成11年〜13年 米国国立衛生研究所
         (NIH, NIDDK, Laboratory of Genetics and Physiology), visiting fellow(留学)
 平成16年 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部・助手(分子医科学分野)
 平成18年 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部・講師(分子医科学分野)
 平成27年 徳島大学大学院医歯薬学研究部・准教授(分子医化学分野)
 令和2年 徳島大学大学院医歯薬学研究部・准教授(口腔生命科学分野)
 令和3年 徳島大学大学院医歯薬学研究部・教育教授
 現在に至る

 【資格など】
 博士(歯学)

 三好圭子氏は、徳島大学歯学部歯学科(12期生)を卒業後、同大学大学院歯学研究科に進学し、同大学歯学部歯学科の教員として生化学・口腔生化学の教育及び研究活動に携わると共に、令和2年7月から新たに口腔生命科学分野の教員として、薬理学や口腔保健学科の教育にも参画されております。また留学経験を生かして、留学生の研究指導や大学院生の英語講義等も担当されています。
 学生時代は茶道部に所属し、お茶を楽しんでいたそうですが、今は茶道の精神が教育・研究・臨床の全てに通ずることに気づき、今後の活動に生かしたいそうです。
 教育教授の称号を拝受するにあたり、細胞の運命決定を担う遺伝子発現制御機構の研究を通じて、疾患の原因解明や治療法、組織再生のための基礎研究を進めると共に、生命科学の知見に基づき、柔軟な対応力と使命感を持って活躍する人材の育成に貢献したいと考えているそうです。
 三好圭子氏の今後ますますのご活躍を祈念いたします。

薬友会(薬学部同窓会)

重永 章(しげなが あきら)

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  • 【略歴】
  • 平成11年3月 徳島大学薬学部製薬化学科 卒業
    平成11年4月 徳島大学大学院薬学研究科博士前期課程 入学
    平成13年3月 同上 修了
    平成13年4月 徳島大学大学院薬学研究科博士後期課程 入学
    平成16年3月 同上 修了・学位取得(博士(薬学))
    平成16年4月 米国スクリプス研究所化学科 博士研究員
    平成17年7月 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 教務員
    平成19年4月 同上 助教
    平成25年12月 同上 講師
    平成27年4月 徳島大学大学院医歯薬学研究部 講師(改組に伴う所属名称の変更)
    令和2年4月 福山大学薬学部薬学科 教授
    現在に至る。この間、下記を兼任。

    平成24年11月~平成27年3月および平成29年4月~平成30年3月 東京都医学総合研究所 協力研究員
    平成25年10月~平成29年3月 JSTさきがけ研究者

 重永章氏は、学部在学中は薬品合成化学研究室に所属し、渋谷雅之先生および鈴木一郎先生ご指導の下、DNA切断活性化合物の合成研究に従事されました。学位取得後化学的視点からより生物系研究に切り込みたいと考えられて、抗体触媒で有名なスクリプス研究所 Kim D. Janda教授の元へ留学されました。平成7年からは機能分子合成薬学分野(旧 薬品合成化学研究室)に着任した大高 章 先生ご指導の下、有機化学とペプチド・タンパク質化学を軸とした研究に取り組まれ多くの成果をあげられました。
 ご自身の経験を通じ、重永章氏からは薬学部の在校生に対して『人生において、おそらく大学在学中が学ぶことのみに集中できる最後のチャンスです。また、在学中の友人には、未だ折に触れて助言や助力をいただいています。徳島大学でよく学び、遊んだからこそ得られるものが必ずありますので、ぜひ「よく学び、よく遊べ」を頭の片隅にでも置いておいて欲しいです。』というメッセージをいただきました。
 重永章氏は“学部で教わるレベルの知識に基づき、誰も思いつかなかった結果を得る”ような研究を目指しておられるそうで、ご自身でそのことを『手品のような研究がしたいです。手品では様々な不思議なことが起こりますが、多くの場合トリックはシンプルです。』と例えられています。現在は福山大学薬学部で生体有機化学研究室を主宰され、プロテオミクスのための新たな方法論の開発や生物活性脂質の合成研究などを行っておられます。
 薬友会より、重永章氏の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。

工業会(理工学部・生物資源産業学部同窓会)

三品 賢一(みしな けんいち)

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 【略歴】
 平成18年 徳島大学工学部知能情報工学科卒業
 平成20年 徳島大学大学院先端技術科学教育部システム創生工学専攻博士前期課程修了
 平成22年 徳島大学大学院先端技術科学教育部システム創生工学専攻博士後期課程中退
 平成22年 株式会社ECS勤務
 平成26年 株式会社ゴビ勤務(現在に至る)
 平成28年 同志社大学工学研究科情報工学専攻博士後期課程入学
 令和4年 同志社大学工学研究科情報工学専攻博士後期課程中退

 三品賢一氏は、徳島大学大学院博士後期課程在学中の平成22年に、当時徳島に所在していたベンチャー企業の株式会社ECSに入社され、BtoB向け電子商取引のシステム開発に従事されました。平成26年からは京都の株式会社ゴビに勤務しておられます。現在は、RFID等のセンシング技術を用いて、機器の組み立て業務や物流倉庫の仕分け業務を支援するシステムや、障碍者の歩行を支援するシステムなどの開発に従事しておられます。同社に勤務する傍ら、平成28年に同志社大学の博士後期課程に入学し、在学中は自然言語処理を用いた言葉の語義曖昧性解消に関する研究に従事されました。令和4年に同大学を中退した後も、学位取得を目指して研究を継続されています。情報処理技術を用いた開発や研究を通じて、ソフトウェアとハードウェアの両方から人の活動を支援するものづくりに向けて日々邁進されています。

学長挨拶

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卒業生紹介(ニュースレター)

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最終更新日:2022年6月20日

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