徳島大学の研究戦略
1 研究戦略の概要
本学は、
- (1)医工連携、農工食連携を柱として、学際融合的な取り組みをする、
- (2)国際共同研究を活発化させ、特に学術交流協定校との共同研究に積極的に取り組む、
- (3)研究意欲溢れた若手研究者を育成する、
- (4)産学官連携を強め、研究成果の社会還元に取り組む、
ことを中心にして、図1に示す各項目を有機的に連動して、戦略的に研究を行っています。

図1 研究の活性化のために取り組んでいる項目
この取り組みを通じて、「より一層地域に信頼され、世界で高い評価を受け、人が育つ研究型大学」に成長していくことが基本方針です。
本学には、医学部、歯学部、薬学部が一体となって健康生命科学の研究を進めるヘルスバイオサイエンス研究部(HBS)、社会技術科学の研究を進めるソシオテクノサイエンス研究部(STS)、地域科学の研究を進めるソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部(SAS)があります。各研究部において夫々の特色、強みを活かした重点研究(後述)を定め、組織的な取り組みを開始しています。
大学全体の取り組みとして、3研究部の有効的で実のある学際融合を通して、高い研究ポテンシャルを持ち、裾野の広い“徳島大学ならではの研究コミュニティ”(後述)を幾つか誕生させ、学内資金、外部資金を用いて世界的な研究拠点、地域貢献型研究拠点となることを目指しています。
国内はもとより、アジア、オセアニア、欧米の大学、企業、研究機関との共同研究や国内外の産学官連携研究を活発に行うことを戦略的に取り組んでいます。
研究を通じての人材育成は大学の重要な使命でもあります。研究力が高いシニア研究者と若手研究者が連携した研究コミュニティと若手研究者が自立して研究を推進できる研究コミュニティの形成に特に力を入れ、次代の日本の科学技術イノベーションを担って行く国際的なレベルの若手研究者の育成に取り組んでいます。
2 学長の下での研究マネジメント体制

3 研究教育の独自性と学内融合化

4 研究教育のグローバル化に向けて

5 徳島大学の研究と研究・開発コミュニティ

6 大学重点研究プロジェクト
- 革新的特色研究プロジェクト
- 未来発達型研究プロジェクト
- 国際共同研究プロジェクト
- 若手科研員チャレンジ推奨プロジェクト
7 各部局重点研究プロジェクト
- HSB
- STS
- SAS
- 疾患酵素学研究センター
- 疾患プロテオゲノム研究センター
8 産学官連携研究
1. 医工連携イノベーション

2. 農工食連携イノベーション

大砲薬品包括連携研究
9 寄附講座での研究
- 日亜講座(STS)
- HBS関連講座
10 ベンチャー企業
11 人材育成
- 若手研究者
- 女性研究者
12 国内外の大学、研究機関との研究交流、連携