近年、食事が健康に与える影響として「酸負荷」が注目されています。本研究では、日本人約7万4千人を対象に、食事による酸負荷と死亡リスクの関連を調査しました。
解析の結果、酸負荷が高い食事(動物性食品が多く植物性食品が少ない食事)は、全死亡率及び心血管疾患や脳血管疾患などの死亡リスクの増加と関連することが明らかになりました。この傾向は特に男性で顕著でした。
本研究は、我々の知る限り、日本人集団において食事による酸負荷と脳血管疾患死亡の関連を示した初の報告であり、今後更なるエビデンスの蓄積により、日本人の健康増進が期待されます。
本研究成果は2025(令和7)年11月21日付で『Scientific Reports』に掲載されました。
【プレスリリース】食事による「酸負荷」に要注意? ~大規模日本人集団の追跡研究結果から~ (PDF 253KB)
