【プレスリリース】デジタル技術によって実現可能となった口唇裂・口蓋裂児に対する超早期顎整形治療

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 徳島大学病院口唇口蓋裂センター田中栄二教授、渡邉佳一郎講師らの診療グループは、デジタル技術を駆使することで口唇裂・口蓋裂*児に対する超早期顎整形治療を実施しており、その画期的な治療成果を令和7年10月に国際誌へ発表しました。出生直後から哺乳障害を来す、口唇裂・口蓋裂児に対して、院内出生の場合、出生4~12時間以内に哺乳床(プラスチック製の入れ歯のようなプレート)を装着し、初回授乳に間に合わせることで、哺乳困難を予防し、健全な成長発育を促すことができます。
 現在、徳島大学病院口唇口蓋裂センターでは年間10名前後の口唇裂・口蓋裂児に対して超早期顎整形治療を適用しており、今後は、本治療法を日本全国、そして世界へ、口唇裂・口蓋裂児に対する顎整形治療のゴールドスタンダードとして広めてゆく予定です。

* 胎児が成長する過程で、顔は左右から伸びる突起が癒合(ゆごう)(接着)することによってつくられます。この癒合がうまくいかないと、その部位が離れたままで出生します。 特に上唇が割れた状態を口唇裂、口蓋(口の中の天井部分)が割れ、口と鼻が繋がっている状態を口蓋裂、上顎(上あご)の歯茎が断裂している状態を顎裂といいます。

【プレスリリース】デジタル技術によって実現可能となった口唇裂・口蓋裂児に対する超早期顎整形治療 ~産まれたその日から哺乳を助け、形を整える新しい治療法~ (PDF 141KB)

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徳島大学病院矯正歯科
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メールアドレス etanaka@tokushima-u.ac.jp

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