徳島県、ミヤリサン製薬株式会社と産官学連携協定を締結

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6月5日(火曜日)、国立大学法人徳島大学は、徳島県、ミヤリサン製薬株式会社と「産官学連携による次世代型畜産研究実証事業の実施に関する協定」を締結しました。今後は協定に基づき、相互に連携・協力し、次世代型畜産の研究及び実証を推進することにより、徳島県の畜産の成長産業化及び関連事業の振興を目指します。
1.協定締結に至った経緯
 徳島大学は、2016年4月に「生物資源産業学部」を新設し、地域振興の核となる人材教育や研究など地域貢献に重点を置いた取り組みを推進しています。この生物資源産業学部設置を機に、本学と徳島県は、石井町にある生物資源産業学部農場と徳島県農林水産総合技術センターを中核に「アグリサイエンスゾーン」を形成しているところです。
 一方、ミヤリサン製薬は、国内有数のプロバイオティクスメーカーであり、2018年から本学と共同研究を始めたことを契機に、この度、生物資源産業学部農場に『動物福祉対応型実証豚舎施設』を建設し、本学に寄附を予定しています。
 協定締結後は、この施設を活用することにより、産官学連携でアニマルウェルフェア(動物福祉)に配慮した「次世代型畜産の研究及び実証」を行い、新たな実証事業を推し進めていく「6次産業化人材の育成」ができると期待しています。
2.連携内容
 徳島県、徳島大学、ミヤリサン製薬は、徳島大学生物資源産業学部農場において、建設を予定している動物福祉対応型実証豚舎施設を活用し、次の事項を実施・便宜を図ることとする。
◇産業動物でのアニマルウェルフェア(動物福祉)の向上、疫病低減、畜産の生産性を向上させる新技術及び飼育システムの開発並びにそれらの普及に関すること
◇次世代の畜産業及び6次産業を担う実践力の高い人材の育成に関すること
 ◇その他目的を達成するために必要な事項に関すること
3.今後の展望
▼次世代型畜産の研究及び実証を行う
▼生産性の高い新たな畜産経営のモデルを構築する
▼徳島県畜産業の成長産業化及び関連産業の振興を図る

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協定書を手にする野地学長、徳島県飯泉知事、ミヤリサン製薬株式会社内田正行社長

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