徳島大学は新薬開発に向けて塩野義製薬株式会社と契約を締結しました

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徳島大学は、塩野義製薬株式会社と、脳血管障害患者の麻痺等の改善を目的に新しいボツリヌス製剤の開発に向けて契約を締結し、去る11月24日(木曜日)に塩野義製薬本社において、契約締結発表会を開催しました。

発表会では、塩野義製薬手代木代表取締役社長が「徳島大学とシオノギとの産学連携について」、本学野地学長が「徳島大学の医歯薬学分野の取り組み」、新薬開発のため、本学から塩野義製薬に提供するライセンスの開発の主役の一人である本学研究部梶教授が「次世代ボツリヌス製剤A2NTXの開発」とそれぞれ題して、プレゼンテーションを行いました。

発表会には、多くのマスコミが参加し、新しいボツリヌス製剤のメリット、効果、副作用、市場性、市場に出るまでに要する時間、従来のボツリヌス製剤等の違い等数多くの質問がありました。

この新しいボツリヌス製剤により、日本全国で100万人を超える、脳卒中後の後遺症に悩む人々の手足の麻痺が軽減され、自力で生活したり介護者の負担を減らすことが期待されます。

徳島大学は、医学部、歯学部、薬学部を有し創薬研究を積極的に行っています。そして、平成27年には研究支援・産官学連携センターが設立され産学連携活動も強化されました。今後も産学連携活動を通じて、多くの方が悩まれている問題の解決を目指し、努力してまいります。

 

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契約締結発表会終了後、新薬開発に向けてがっちり握手する関係者
(向かって右から、小崎徳島大学客員教授、手代木塩野義製薬代表取締役社長、野地徳島大学長、梶徳島大学大学院医歯薬学研究部教授)

 

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