徳島大学総合科学部は、令和7年度後期の専門科目「地域政策論」のテーマを「観光まちづくり」とし、そのうち7回を公開講義として実施します。本公開講義は、一般社団法人イーストとくしま観光推進機構(イーストとくしまDMO)の「観光コーディネーター養成講座」及び徳島県観光企画課の「とくしま観光アカデミー」との共同企画によるもので、全国の第一線で活躍中の観光地域経営の実務家や研究者を講師に招き、大学生と市民が共に学ぶ機会を提供します。
本講義は総合科学部の教室での受講に加え、Zoomによるオンライン視聴も可能です。また、どなたでも無料で受講可能ですが、希望者はイーストとくしまDMO又は徳島県のプログラムとして事前申込が必要となります。なお、「コンソーシアムとくしま」参加各校の学生・教職員は、徳島大学COC+R事業事務局からお申し込みください。
【開催概要】
期間: 令和7年11月17日~令和8年1月19日までの月曜日 全7回
※原則月曜日開催、第6回のみ火曜日
時間: 18:30~20:00
形式: ハイブリッド形式(対面+Zoom中継)
会場: 常三島キャンパス(対面受講)+オンライン配信
対象(予定):総合科学部「地域政策論」受講学生(2~4年次) 60名
「コンソーシアムとくしま」参加校の所属学生 定員10名
「観光コーディネーター養成講座」受講者 定員50名
「とくしま観光アカデミー」受講者 定員50名
【本講義の背景・目的】
本学は、文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」(平成27年度~)及び「大学による地方創生人材教育プログラム構築事業(COC+R)」 (令和2年度~)の採択を受け、地域に定着し活躍できる人材の養成に取り組んでいます。
この取組の一環として、総合科学部では、ソーシャル・イノベーションを構想し、それを実現するスキルを持ったジェネラリストを育てることを目指して、平成29年度より「観光まちづくり」をテーマとする授業「地域政策論」を開講しています。
「地域政策論」は総合科学部の豊田哲也教授(人文地理学・地域経済学)が担当し、全16回の授業のうち7回については、観光地域経営の第一線で活躍中の実務家や研究者をゲスト講師として招き、公開講義として実施しています。
これらの公開講義は令和3年度より、イーストとくしまDMOの「観光コーディネーター養成講座」及び徳島県観光企画課の「とくしま観光アカデミー」との三者共同企画として実施し、地域経済の活性化とシビックプライドの醸成を通じて、地域の持続可能性と魅力を高めることを目標としています。本学はこうした地域連携を通じて、地域活躍人材の育成に資する取組を行っています。
【各連携プログラム】
(1) コンソーシアムとくしまの共同プログラム
徳島県内の高等教育機関(徳島大学、四国大学、同短期大学部、徳島文理大学、 同短期大学部、徳島工業短期大学、阿南工業高等専門学校)の学生は、自分の関心に応じて聴講できます。この形での提供は平成29年度から始まり、令和7年度で9回目となります。
(2) 一般社団法人イーストとくしま観光推進機構の「観光コーディネーター養成講座」
観光人材育成のため平成30年度からスタートしたプログラムで、対象は観光ビジネス関係者及び観光による地域活性化に関心を持つ一般市民の方です。令和元年度秋学期の講座を本学と共催して以来、令和7年度で7回目の共同開催となります。
(3) 徳島県観光企画課の「とくしま観光アカデミー」
徳島県における観光人材の育成・強化を図るため令和2年度に新設されたプログラムで、令和7年度で5回目の共同開催となります。本年度は、観光事業従事者・求職者等向けの「ビジネスコース」と、高校生・大学生・社会人等向けの「チャレンジコース」の2つの専門講座から構成され、このうち7回を本学と共同で実施します。