【プレスリリース】「効率的なニワトリ新品種作出」と「始原生殖細胞の可視化」を 可能にするゲノム編集ニワトリの作出

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 徳島大学先端酵素学研究所の竹本龍也教授は、株式会社セツロテック 陳奕臣(チェン・イーチェン)研究員、九州大学大学院理学研究院 齋藤大介教授、大阪公立大学大学院理学研究科 鈴木孝幸教授との共同研究において、ニワトリ始原生殖細胞の可視化と薬剤依存的な除去を可能にするゲノム編集ニワトリ「gSAMURAI」を作出しました。この成果は、胚発生における始原生殖細胞の分化・移動の理解と、ゲノム編集技術による効率的なニワトリ新品種作出につながるものであり、家禽類の育種改良の高速化や高付加価値化が実現できます。
 本研究成果は、令和5年9月25日にDevelopmentに掲載されました。

【用語説明】
 生殖細胞の薬剤依存的な除去:gSAMURAIニワトリでは、生殖細胞でのみニトロ還元酵素NTRが作られている。個体に無毒なメトロニダゾールを投与すると、生殖細胞のみでメトロニダゾールがニトロ還元酵素により毒物へと変換され、生殖細胞が細胞死により消失する。

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【プレスリリース】「効率的なニワトリ新品種作出」と「始原生殖細胞の可視化」を可能にするゲノム編集ニワトリの作出 ※無断転載禁止(PDF 787KB)

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先端酵素学研究所 発生生物学分野
電話番号:088-633-9160
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