本学は、研究開発から事業化へのスムーズな展開を図るため、令和5年7月28日に「次世代光インキュベーション機構」を新設しました。
当該機構は、地方大学・地域産業創生交付金事業・徳島県「次世代"光"創出・応用による産業振興・若者雇用創出計画<展開枠>」の取組として設置され、研究成果の社会実装加速のため、本学の他、徳島県、徳島県立工業技術センター、とくしま産業振興機構、阿南工業高等専門学校等との協働の下、運営されます。
当該機構では、次世代光技術を事業化する際の技術ギャップや事業化ギャップを解消するため、県内外の企業に参加いただき、各種開発技術の事業化判断に繋がる事業目論見の検討、具体的には、製品仕様・差異化技術・品質保証・販売計画などを含むプロトタイプ(試作機)作成に取り組むとともに、これらを通じた新規技術習得に向けた人材育成を行います。
これにより、プロトタイプを用いた事業化判断が可能となり、企業において、新規技術分野進出のための、リスクや負担を軽減できます。また、当該機構及びポストLEDフォトニクス研究所を学生の研究教育及び指導の場として活用することで、学生が、学外の多様な人材と一緒に研究を行い、技術を社会実装に繋げるプロセスを実体験する中で、学生と企業とのマッチング効果も発揮することを期待しています。
これらの取組により、徳島県内における光産業の発展・活性化及び地域を担う若者の雇用創出への貢献を目指します。
【プレスリリース】「次世代光インキュベーション機構」の新設~研究から事業化へのスムーズな展開に向けた挑戦~(PDF 702KB)