毒物(アジ化ナトリウム)の誤廃棄による紛失について

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 このたび,本学において毒物であるアジ化ナトリウムの紛失が確認されました。
 本学では,これまで毒物,劇物について適正な保管管理に努めてまいりましたが,このような事態が発生したことは誠に遺憾であり,多くの皆様にご迷惑ご心配をおかけすることとなりましたことをお詫び申し上げます。

1 発覚日時 令和3年7月8日 午前8時30分
2 発覚場所 医学部基礎B棟1階 解剖実習準備室
3 経緯
 令和3年4月20日 保有毒物劇物の定期報告のため,アジ化ナトリウムがあることを確認
 令和3年5月10日 保管庫を交換
 令和3年5月28日 旧保管庫を産業廃棄物処理業者に引き渡す  
 令和3年7月 8日 毒物劇物の数量の実地調査のため,毒劇物保管庫の確認を行っていたところ,アジ化ナトリウム(100g)の紛失
           が発覚
 令和3年7月 9日 産業廃棄物処理業者に確認を行うが,発見できなかった。
 令和3年7月21日 警察等関係機関へ報告
 令和3年7月27日 記者会見,公表

4 原因
 アジ化ナトリウムを保管していた保管庫が経年劣化したため,令和3年5月10日 に旧保管庫を廃棄し新しい保管庫と交換した。旧保管庫から新保管庫への薬品の移動は,職員が1人で行っており,プラスティックボトルに入ったアジ化ナトリウムを取り出し忘れて,旧保管庫を廃棄した可能性がある。その後,旧保管庫を廃棄した産業廃棄物処理業者に確認を行ったが,旧保管庫はすでに処分されており,発見には至らなかった。
 アジ化ナトリウムは平成27年7月に購入したものであり,用途は解剖実習でのご遺体の防腐液に使用している。解剖実習は,通年,9月~11月(令和2年度は10月~12月)に実施しており,その時期以外,アジ化ナトリウムの使用は行われないため,毒劇物保管庫を確認した7月8日までアジ化ナトリウムの紛失に気がつかなかった。

5 再発防止策
 毒劇物保管庫の置かれている場所は,セキュリティ管理されている区間を経由した室内にあり,その部屋はご遺体をホルマリン処置するエリアなので限られた人間しか入室できない。
 そのため,限られた人間による誤認やミスの再発防止として,今後薬品等の移動がある際は必ず2人体制で行う。 
 また,試薬購入の際はその都度使い切りの量を購入するように努める。試薬を使用した際は,管理簿への記入をダブルチェックし,二度とこのようなことを起こさないよう安全管理に努める。
 なお,医学部においては毒物劇物の管理状況を再確認し,管理の徹底を図る。
 

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