令和３年春の生存者叙勲を次の方が受章されました。心からお祝いを申し上げます。
 

○瑞宝中綬章
　石原　徹
　元総合科学部長，徳島大学名誉教授
　教育研究功労

　石原徹　名誉教授は，微分幾何学の分野において，ハーモニックモルフィズム論の先駆的な研究をはじめ，一般次元の多様体間の擬等角、調和写像におけるシュワルツの補題の拡張を示されるなど基礎理論の発展に貢献されました。また，総合科学部長を４年間務められ，徳島大学の発展に大きく貢献されました。

○瑞宝中綬章
　長山　勝
　元徳島大学歯学部附属病院長，徳島大学名誉教授
　教育研究功労

　長山勝　名誉教授は，歯科口腔外科学の分野において，血友病口腔出血における止血レベルの凝血学的研究，骨形成・ヒト骨組織の石灰化機構の細胞生物学的研究，顎骨再建・新規生体材料の臨床応用に関する研究などの多岐にわたる研究を行い，口腔外科学の発展に貢献されました。さらに，徳島大学歯学部附属病院長として６月間，徳島大学医学部・歯学部附属病院副病院長として４年６月間務められ，徳島大学の発展に大いに貢献されました。

○瑞宝単光章
　鈴記　洋子
　元徳島大学病院副看護部長
　看護業務功労

　鈴記洋子　元徳島大学病院副看護部長は，永年にわたり看護業務，看護教育及び病院の管理運営に精励し，徳島大学病院の看護の充実と医療の質向上に寄与するとともに，地域社会における助産師教育活動及び医療看護の充実に大いに貢献されました。

○瑞宝双光章
　多田　章久
　元徳島大学病院診療支援部診療放射線技師長
　保健衛生功労

　多田章久　元徳島大学病院診療支援部診療放射線技師長は，永年にわたり放射線検査（治療）業務および診療放射線技師教育に携わり，徳島大学病院の放射線検査技術の向上に寄与するとともに，地域社会における放射線検査業務の充実に大いに貢献されました。