徳島大学と福島県白河市との連携に関する協定の締結について

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徳島大学は、平成31年1月10日付けで、福島県白河市と白河市の東日本大震災の復興から地域創生に向けた展開と徳島、白河両地域の活性化に寄与することを目的とする協定を締結しました。

本学が遠く離れた白河市と協定を締結するきっかけは、平成23 年3月11日に発生した東日本大震災に対する本学の支援活動にあります。

同震災による原子力災害の被災地である福島県において、当時の本学大学院SAS 研究部教員が中心となり、放射能汚染に対する様々な活動を行いましたが、その実績が評価され、福島県災害対策本部から継続して協力の依頼があり、引き続き支援活動に従事させていただいた結果、同市と信頼関係が構築されたことに伴い、同市からの依頼により、原子力災害からの震災復興に限定した協定を平成24年5月10日に締結しました。

協定締結後、本学はそれまで以上に同市が行う住民に対する放射能の正しい知識の普及や健康対策、放射線計測、除染等の専門家の派遣等の活動を行ってきました。

この協定書は、平成27年3月31日をもって有効期間を満了するものでしたが、引き続き、放射線対策が必要とされたこと等から、同市からの強い要請を受け平成30年3月31日までの3年間協定を延長し支援活動を継続しました。

この間の支援活動により、白河と徳島との遠隔の地に交流が生まれたことから、原子力災害からの震災復興に限定した協定の有効期間満了後の平成30年4月1日以降の新たな協定について両者が継続して検討することとなり、新しい協定の内容等について旧協定有効期間満了後、同市と本学との間で協議を重ねた結果、このたび本学が同市で行ってきた復興支援を原点としつつ、原子力災害からの震災復興に限定されていた旧協定から、白河市の地方創生に向けた幅広い連携を行うことを目的とする新しい協定を締結することとなりました。

 

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白河市で開催された「震災復興に向けた連携・協力に関する報告会」において
鈴木白河市長(右)から白河市の特産品である「白河だるま」を受け取る野地学長

 

 

 

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