平成30年度徳島地域連携協議会を開催しました

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徳島大学では、徳島県、徳島県下全市町村等の行政機関の担当部課長に集まっていただき、大学との連携事業等について協議・報告を行う「平成30年度徳島地域連携協議会(以降、協議会という)」及び学内の地域貢献の連携組織である「徳島大学地域連携推進機構(以降、機構という)会議」を、去る11月29日(木曜日)に徳島市内のホテルにおいて開催しました。

この協議会は、平成15年2月に徳島大学と徳島県との間で連携事業の実施に関する企画・調整を行うために発足したものでありますが、県内全自治体等と連携協定締結を機に、平成26年8月からは県下24市町村、市長会及び町村会を加え、本学と県内全自治体等とが連携協力し地域創生や課題解決に貢献することを目的として、更に体制を強化して定期的に開催しています。なお、発足から17回目となる今回は、県下全自治体等から約80人の関係者が出席しました。

当日は、野地澄晴徳島大学長の挨拶に続いて、協議会会長及び機構長である吉田徳島大学理事(地域・産官学連携担当)の進行の下、活発な意見交換が行われました。

会議では、最初に徳島県県土整備部次世代交通課の脇谷課長補佐から、鉄路と道路両方が走行できるDMV(デュアル・モード・ビークル)の徳島県南の鉄道への導入を目指す「阿佐東線へのDMV導入に向けた取組み」についての報告がありました。

続いて徳島大学の地域連携について、本学側から次のような各種報告を行いました。

    • 地域創生課長から、「マッチング事業の進捗状況」及び「徳島大学地域人材バンク」
    • 山中副理事・COCプラス推進監から、「COCプラス事業の概況とこれまでの進捗状況」及び「地域連携のための新センターについて」
    • 河村大学院社会産業理工学研究部長から、「大学院社会産業理工学研究部の取組みについて」
    • 苛原大学院医歯薬学研究部長から、「大学院医歯薬学研究部の取組みについて」
    • 永廣徳島大学病院長から、「地域医療・福祉に関する取組みについて」
    • 中野環境防災研究センター長から、「環境防災研究センターの地域連携活動について」

本学側の各種報告の後、地域における活動事例として、2市町から報告がありました。

    • 小松島市からは、本学との連携事業である、「こまつしまリビングラボ活動報告」
    • 海陽町からは、「キュウリ産地に新規就農者を呼び込む地域戦略について」

会議では、

    • マッチング事業に関連し「高校跡地利用に係る連携の継続」
    • COCプラスの取組に関連し「UIJーンも含めた若者の地元定着の促進」や「COCプラスコンソーシアムへの市町村の新たな参画」
    • 大学院社会産業理工学研究部の取組みについては「光応用に関する農林水産分野に係る研究」
    • 医歯薬学研究部の取組みについては「医学部の地域枠」
    • 大学病院の取組みについては「地域医療の充実支援」
    • 地域連携の新センターに関連しては「県事業とも連携したリカレント教育」

等について、県や市町村の出席者から本学に対する建設的な意見や要望が数多く寄せられました。

また、県の取組みであるDMVや市町の活動事例報告に関しては、本学の出席者も質問やコメントが出されるなど、予定された時間を大幅に超過する有意義な時間となりました。

徳島大学では、今後も県下の自治体等と連携し、地域の再生と課題解決に取り組む方針です。

 

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挨拶する野地学長

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協議会会場の様子


 

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