大村智北里大学特別栄誉教授ノーベル生理学・医学賞受賞記念 第9回共同利用・共同研究「酵素学研究拠点」シンポジウムを開催しました

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3月7日、徳島大学疾患酵素学研究センターは、北里大学薬学部コンベンションホールにおいて、共同利用・共同研究を進めている北里大学北里生命科学研究所とともに、大村智北里大学特別栄誉教授ノーベル生理学・医学賞受賞を記念して、「酵素学から始まる新たな創薬研究」をテーマに第9回共同利用・共同研究「酵素学研究拠点」シンポジウムを開催しました。

最初に、徳島大学の香川 征学長及び北里大学の小林弘祐学長がシンポジウム開催の挨拶と大村特別栄誉教授への祝辞を述べた後、文部科学省研究振興局 牛尾則文学術機関課長から「徳島大学における酵素学研究拠点が大学の枠を超えて知恵を結集する場として、一層の成果を上げることを期待する」と挨拶がありました。続いて、福井 清疾患酵素学研究センター長からセンター改編及び酵素学研究拠点紹介の後、北里大学北里生命科学研究所の岩月正人講師から「熱帯病治療薬の探索研究」、徳島大学疾患酵素学研究センターの立花誠教授から「ヒストンのメチル化修飾による高次生命現象の制御」と題して講演が行われました。

その後、国立研究開発法人日本医療研究開発機構理事長の末松誠氏による「AMEDのミッション:難病・未診断疾患から開拓する医療研究改革」と題した特別講演が行われ、AMEDの目的や推進するプロジェクトが紹介されました。 会場に集まった約130人の参加者が興味深く聴講し、各講演終了後には活発な質疑応答が行われ、実りあるシンポジウムとなりました。

シンポジウム終了後には、大村特別栄誉教授を交えて意見交換会を開催し、「偉大な発見と研究成果は、学問の境界領域から生まれる。北里生命科学研究所と徳島大学酵素研との共同研究は、まさに天然物有機化学と酵素学の境界領域から新たな学問と社会に貢献する研究成果を生み出す大変意義ある取り組みであり、今後のますますの発展を期待したい」との大村特別栄誉教授のご挨拶を頂き、若手研究者を交えて和やかで有意義な交流の場となりました。

 

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開催の挨拶をする香川徳島大学長

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挨拶をする文部科学省牛尾学術機関課長

 

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特別講演を行う末松日本医療研究開発機構理事長

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意見交換会で挨拶をする大村特別栄誉教授

 

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