ガレリア新蔵展示にかかわる講演会「宇宙意志に同化する心を熱望して -賀川豊彦の『宇宙の目的』を巡って- 」を開催しました

トップ記事ガレリア新蔵展示にかかわる講演会「宇宙意志に同化する心を熱望して -賀川豊彦の『宇宙の目的』を巡って- 」を開催しました

11月20日、日亜会館2階講義室において、プリンストン神学大学博士のトマス・ジョン・ ヘイスティングス氏を招聘して「宇宙意志に同化する心を熱望して-賀川豊彦の『宇宙の目的』を巡って- 」と題した講演会を開催しました。

賀川豊彦晩年の大作『宇宙の目的』(1958年)を2014年に初めて英訳したトマス・ジョン・ヘイスティングス氏は、米国の宣教師から15歳の時、キリスト教の洗礼を受けた賀川豊彦がさまざまな活動体験を通して、自分の生きる根拠、近代日本の行方、さらには宇宙の目的を模索しながら、「宇宙意志に同化するこころ」を熱望して、自らの人生哲学を打ち立てたことを、あふれるばかりの情熱を持って話してくださいました。「芸術的に宇宙を見る」ということが今回の講演の主張であり、「あらゆるものを全体から見る」姿勢の必要性を論じられて、現代社会に大切なものを示唆してくださった有益な講演となり、参加者は熱心に耳を傾けていました。

 

271120_1.jpg
講演するトマス・ジョン・ヘイスティングス氏

271120_2.jpg
講演会の様子


 

カテゴリー

閲覧履歴