【お詫び】研究不正(ねつ造、改ざん)の調査結果及び対応について

トップ記事【お詫び】研究不正(ねつ造、改ざん)の調査結果及び対応について

令和2年4月20日

<調査結果の概要>
 このたび、2014年(平成26年)に発表した論文1報において、研究不正があるとの告発を受けて、本学では調査委員会を設置して調査を行ってきました。
 調査の結果、当該論文の責任著者の教員を、研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠ったことにより特定不正行為(ねつ造、改ざん)に関与した者及び特定不正行為以外の不正行為(不適切なオーサーシップ)に関与した者と認定しました。筆頭著者の元大学院生は、特定不正行為(ねつ造、改ざん)に関与した者と認定しました。
 今回は、元大学院生が研究不正を行うに至った背景を鑑み、元大学院生及び教員の氏名の公表は差し控えさせていただきました。

<学位の取消>
 博士の学位取得のために提出したこの論文は、徳島大学学位規則第18条第1項に規定する「不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明したとき」に該当すると判断したことから、学位(博士)の授与を取り消し、学位記を返還させる。

<学長コメント>
 独創的研究及びSDGsの課題解決に向けた研究や教育に本学の教員全体が取り組む中で、このような研究不正行為があったことは、誠に遺憾であり深くお詫び申し上げます。
 加えて、博士の学位の授与を取消し、学位記の返還に至る事態を招いたことは、研究活動の公平性を確保し、学位を授与する大学としての信頼を裏切るものであり、誠に申し訳ございません。
 今後は、教職員や学生に対する研究者倫理教育の徹底を図ることは勿論、大学院における研究指導において、学生に対する教育研究活動が円滑に行えるように指導・助言を行える体制を更に進めて、再発防止及び大学の信頼回復に努めてまいる所存です。

学長 野地 澄晴

※ 研究活動における調査報告(概要)

カテゴリー

閲覧履歴