災害時おくすり供給車両(モバイルファーマシー)の運用等に関する 連携協定の締結について

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 徳島大学は、四国初となる災害時おくすり供給車両(モバイルファーマシー)が県の補助により徳島県薬剤師会に導入されることに伴い、3月26日、徳島県、徳島県薬剤師会及び徳島文理大学との間で「災害時おくすり供給車両(モバイルファーマシー)の運用等に関する連携協定」を締結いたしました。
 モバイルファーマシーは、2011年の東日本大震災において、被災地で調剤設備が確保できず、医薬品を十分に活用できない問題が発生したことから、宮城県薬剤師会が開発した「被災地で自立的に医療用医薬品の調剤と供給を行うことができる薬局機能を有する車両」です。2016年に発生した熊本地震の被災地において、大変役立ったとのことから、南海トラフなどを震源域とする大規模地震の発生が近い将来予測される徳島県においても、モバイルファーマシーの導入は必要不可欠な備えになります。
 この協定に基づき、本学は、徳島県薬剤師会等と連携して、本学薬学部の学生に対する災害対策や地域における薬剤師の役割等の社会薬学等に関する知識向上及び実践的な学習にモバイルファーマシーを活用させていただきたいと考えております。また、卒業後、地域で即戦力となる薬剤師の養成につなげていくとともに、モバイルファーマシーを活用する、各種防災訓練、薬剤師の災害対応能力の向上訓練等に病院薬剤師の参加、講師等としての協力をさせていただくことになっています。
こうした活動を通して、今後とも、徳島県民の安全で快適なくらしづくりを守るための人材育成に邁進させていただく所存です。

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           協定締結の記念撮影                モバイルファーマシーテープカット
      向かって左から、野地学長、飯泉徳島県知事、
      水口徳島県薬剤師会会長、田村徳島文理大学学長

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