ポストLEDフォトニクス研究所の開所記念式典とキックオフセミナーを挙行しました。

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 10月16日、県内外の企業・団体など約250名のご臨席の下、徳島大学常三島けやきホールにおいて徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所(pLED)の開所記念式典とキックオフセミナーを挙行しました。
 開所記念式典では、初めに野地澄晴学長より式辞を述べた後、ご来賓の内閣府地方創生推進事務局 田口康審議官、徳島県 飯泉嘉門知事、株式会社阿波銀行 西宮映二相談役、日亜化学工業株式会社 向井孝志取締役より徳島大学及びpLEDの新しい挑戦への大きな期待が込められたご祝辞を賜りました。その後、pLED 安井武史所長より新たに招へいしたフォトニクス(光科学)分野の世界トップレベル研究者3名(理化学研究所 平山秀樹主任研究員、同 田中拓男主任研究員、電気通信大学 美濃島薫教授)及びpLEDの概要を紹介するとともに、関連機器の一元管理や技術相談等を担う地域協働技術センター 長谷崎和洋センター長より光関連産業の研究開発を支援する同センターの共用機器を披露しました。
 キックオフセミナーでは、平山主任研究員より「AlGaN系深紫外LEDの進展」、美濃島教授より「光コムが拓く次世代フォトニクスの世界」、田中主任研究員より「光メタマテリアル-これまでの光学、これからの光学」の演題で、各々の専門分野における光科学の現状と、未来に広がる次世代光の可能性についてご紹介しました。
 pLEDでは、次世代の光として期待される「深紫外」「赤外」「テラヘルツ」という目に見えない領域に照準を合わせた実用的な光源開発と応用開拓、また、医学と光科学の異分野融合研究による新しい医療手法の開発に取り組み、徳島大学が伝統的に強みを有する光科学研究をさらに発展させるとともに、2018年度から開始した内閣府「地方大学・地域産業創生交付金」に事業採択された徳島県「次世代“光”創出・応用による産業振興・若者雇用創出計画」の中核機関として、超高齢化が進み、人口減少が進む徳島の課題解決のため、光科学を基盤とした様々な研究開発・産業振興に貢献してまいります。

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テープカットセレモニーの様子
右から向井取締役(日亜化学工業株式会社)、西宮相談役(株式会社阿波銀行)、飯泉知事(徳島県)、田口審議官(内閣府地方創生推進事務局)、
野地学長、佐々木理事(研究担当)、安井ポストLEDフォトニクス研究所長、河村大学院社会産業理工学研究部長

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