クラウドファンディングに挑戦します-「弥生時代最古級の遺跡発掘調査から、弥生人の生活を解明したい!」

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 徳島大学蔵本キャンパス内には弥生時代の始まりごろの大規模集落跡が存在します。
 この遺跡は徳島大学では庄・蔵本遺跡と呼んでいます。庄・蔵本遺跡の発掘調査は1982年に始まり、これまでに多くの人が関わり30か所以上の発掘が行われました。人が生まれてから死ぬまでの生活跡が1つの場所でまとまって確認できたのは全国でもきわめてまれです。特に、畑は日本列島最古級の発見例であり、きわめて学術的価値の高いものです。
 この徳島の貴重な宝である、出土品のうち2/3が手つかずの状態で倉庫に置かれたままになっています。私たち徳島大学埋蔵文化財調査室にはこれらを、調査・整理・研究し本にまとめる責務があります。しかし、現実は必要な人手や費用が足りていない状況です。
 埋蔵文化財は地域の共有財産です。記録して大切に保存するとともに、いろんな形で公開などをして活用する必要があります。
 このままではせっかく貴重な出土品が、日の目を見ることなく、収蔵庫にうずもれてしまうことになります。今回のプロジェクトで獲得された資金は、出土品の整理作業、分析、報告書の刊行に係る費用に使いたいと考えています。
 今回、この研究資金を募るために、クラウドファンディングに挑戦したいと思います。

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        (左)青藍会館 弥生時代前期土壙墓

                            (右)西病棟_畑跡
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クラウドファンディングに挑戦します。皆様のご支援をお願いいたします。

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■挑戦者:徳島大学埋蔵文化財調査室 端野 晋平准教授

■挑戦期間:2019年6月20日(木曜日)~2019年8月23日(金曜日)

■クラウドファンディングサイト:https://otsucle.jp/cf/project/1384.html

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