クラウドファンディングに挑戦します-「痛みやかゆみを伴う赤く盛り上がったきずあと『ケロイド』の原因を解明し、 創薬に役立てたい!」

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医学部形成外科 峯田 一秀助教と大学院社会産業理工学研究部 佐藤 克也講師が、『ケロイドに画期的な治療薬を』をコンセプトに、ケロイドの発症メカニズム解明への研究資金を募るため、クラウドファンディングを開始します。

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峯田助教(左)と佐藤講師(右)

ケロイドは手術創やケガ・ヤケドなどの痕が赤く盛り上がる「きずあと」で、痛みや痒みを伴い、日常生活に支障を来すことがある病気です。
現在、有効な治療薬はステロイド剤しかありません。しかし、ステロイドによる治療でも再発率は高く、長期間使用すると副作用も現れてきます。このような背景から、多くの患者さんや形成外科・皮膚科の医師にとって、ステロイド剤に代わる新しい治療薬を望まれています。
現在、医工連携研究として、ケロイドの発症メカニズムを紐解くため、研究を進めています。ケロイドの発症には、病変部にかかる引っ張る力によって線維芽細胞が異常に活性化することが知られています。
私たちは、佐藤講師が開発した細胞伸展装置を用いて、ケロイド由来の線維芽細胞のひとつひとつがどのようにカルシウムシグナル応答を起こすのかを調べています。
2年余りの共同研究で、ケロイド由来の線維芽細胞のなかに病的なカルシウムシグナル応答を示す特異な細胞集団が存在することを突き止めました。
現状は、この病的応答のメカニズムを検証している段階ですが、ケロイド体質の患者さんに特有の細胞だということを検証できれば、ステロイドの作用機序とは全く異なり、長期間使用できて副作用の少ない治療薬の開発に役立てることが出来ると考えています。
今回、この研究資金を募るために、クラウドファンディングに挑戦したいと思います。

クラウドファンディングに挑戦します。皆様のご支援をお願いいたします。

■挑戦者:峯田 一秀助教(徳島大学医学部形成外科)
     佐藤 克也講師(大学院社会産業理工学研究部)

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■挑戦期間:2019年4月10日(水曜日)~2019年6月10日(月曜日)

■クラウドファンディングサイト:https://otsucle.jp/cf/project/2065.html

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