PMOを活用した教育研究支援組織の構築

長寿医療を担う健康生命科学の創出支援-Project Management Office(PMO)を中心とした教育研究支援組織の構築

Project Management Office(PMO)事業(通称PMO事業)は平成21年度「教育研究高度化のための支援体制整備事業」に採択され、PMO推進室が中心となって取り組んでいます。

徳島大学では、特に骨疾患、免疫難病、循環器疾患等の多因子疾患の克服に向けて最先端の研究を展開してきました。本事業はこれら有力な教育研究プロジェクトの質を一層向上させ国際競争力を飛躍的に高めるため、研究体制における質的・量的なパフォーマンスの継続的向上を支える仕組みを新たに構築することが目的とされています。そのため、(1)研究者の研究効率を向上させるための事務支援・研究技術支援の向上、(2)共同研究や外部資金獲得における企画力の向上、(3)技術移転に繋がる研究成果比率の向上、の達成に向けた整備事業を実施し、若手研究者や博士課程学生らが安心して教育研究に専念できる万全な支援体制の構築をはかります。これまで培った教育研究実績をさらに強力に向上させ、健康生命科学を創出することを通じて世界レベルの生命科学者を育成するための教育研究支援体制を構築することとされています。

PMOリーダーの統括管理の下に研究・開発フェーズ/成果発表フェーズ/技術移転フェーズの各段階における業務・組織体制・人材・ツールを、外部専門家と大学教職員との協働により構築します(図参照)。

具体的には研究開発、国内・国際連携、知的財産の各アドバイザー/コーディネーターを配置する新たな支援体制を再設計し、上記目的に適うものへと移行させます。また新しい支援体制を継続的に維持・進歩可能にするための有形・無形資産である職員スキル・ツールを整備します。この支援体制の下で、1)業務の進め方を最適化するための業務マニュアル・ツール整備、2)最適業務の遂行に適した部署・人材の集約・再配置、3)外部専門家・低コスト人材の活用のための採用・再配置、4)支援職員の能力・モチベーション向上のための方策の作成・On JobTrainingの実施、5)業務・規定・制度の円滑かつ継続的運用のための仕組みの構築などが図られています。

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教育研究高度化のための支援体制整備事業の目的

大学において、教育研究を高度化し世界の有力大学と伍するための国際競争力を高め、また、新たなイノベーションの創出を目指していくためには、大学内において、教育研究の質を向上させ、当該学問分野における発展を目指す必要があります。

このため、大学教員・研究者、博士課程学生等が安心して教育研究に専念できるよう教育研究業務やプロジェクトマネジメント等を支援する体制を整備することが目的です。

 

本学の考える教育研究支援体制イメージ図

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最終更新日:2011年3月18日

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