在学生総代送辞

送辞

令和2年3月23日

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   歯学部歯学科5年
    前田 晃伴

 厳しい冬の寒さも和らぎ、桜の花の蕾も膨らみかけた今日のよき日に卒業・修了される皆さま、ご卒業誠におめでとうございます。在学生を代表として心より御慶び申し上げます。また、これまで卒業生・修了生の皆さまを支援され、見守ってこられたご家族の方々、ならびに各学科・コースの先生方や職員の皆さまにおかれましてもその感慨はひとしおのことと拝察いたします。
 この度、卒業および修了される皆さまは、徳島大学入学時より今日まで、勉学はもちろんのこと、サークル活動や文化活動、社会活動と様々な事柄に対して積極的に取り組んでこられました。何事にも精一杯打ち込み、時に厳しく、時には優しく、心強い先輩としてあるべき姿で私たちと接してくださいました。その姿は、今でも私たち在学生の目に力強く映っています。
 皆様は、卒業・修了され、四月から新しい環境に身を置かれる事となり、今夏には平和の祭典であるオリンピックが東京で開催されるため、日本は今、世界からの注目がさらに高まっています。このグローバル化がさらに進んだ社会に身を置く皆様の新たな道で理想と現実のギャップに悩み苦しむこともあるかと思いますが、これまで皆様が過ごされた日々や出会われた方々、身につけられた事を振り返ってみて下さい。皆様なら徳島大学で培われた力と同窓の絆を大きな支えとして、次の世代の先頭を切り、どんな困難も乗り越えてご活躍されることを心より期待しております。 私達は皆さまの築かれた徳島大学の良き伝統を受け継いでいきます。そして、失敗することを恐れず何事にも挑戦し、今後の更なる発展を目指し、皆様の教えに恥じないよう努力して参ります。皆様には今後とも、これまで同様、私達へのご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
 最後となりましたが、新たなる時代の幕開けとともに、社会への第一歩を踏み出される皆様の未来が幸福に満ちますように、また皆様のご健勝とご活躍を在学生一同よりお祈り申し上げ、送辞とさせていただきます。

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