令和6年8月8日に南海トラフ地震臨時情報( 巨大地震注意)が運用開始後に初めて発表され、令和7年1月に南海トラフ巨大地震(M8 ~9級の地震)が30年以内に起こる確率を80% 程度に引き上げられました。さらに、3月末に国の新しい被害想定が公表され、徳島県などの四国地方には前回より厳しい想定結果となりました。迫りくる南海トラフ巨大地震に備える防災・減災対策の継続的な取り組みを一層強化する必要があります。
当センターは環境と防災の両面から安全・安心な地域づくりに貢献すべく積極的に活動しています。環境・生態系及び自然災害・災害対応の調査研究を推進し、調査・研究成果を地域社会へ発信するとともに、行政、企業、他大学等と連携・協働し、人材育成や地域貢献活動、大学BCPの取り組み等を精力的に行っています。令和6年6月には「これからの地域持続性の維持・向上策」をテーマに、環境防災研究センター設立20 周年記念シンポジウムを開催し、大変多くの市民や関係者の方々にご参加いただきました。
今後とも地域の環境保全・防災力向上に向けて継続的に取り組んでまいりますので、ご理解・ご協力いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
徳島大学環境防災研究センター
センター長 蒋 景彩