【ガレリア新蔵展示室】第32回企画展「阿波の名医」トークイベント『鼎談 三宅速』を開催しました

トップ記事【ガレリア新蔵展示室】第32回企画展「阿波の名医」トークイベント『鼎談 三宅速』を開催しました


 

 
 徳島大学では、令和4年12月18日、徳島が生んだ名医・三宅速(1866年~1945年)の功績を多面的に紹介するトークイベント『鼎談 三宅速』を徳島大学日亜会館ガレリア新蔵にて開催し、現地及びオンライン参加を含め約120人にご聴講いただきました。

 本イベントはガレリア新蔵1階展示室において、医学部医学科同窓会「青藍会」の後援を得て開催中の企画展「阿波の名医」(https://www.tokushima-u.ac.jp/docs/43464.html)の関連企画として開催しました。三宅速は、穴吹町(現・美馬市)生まれ、最新の外科技術によって近代日本の医療の発展に寄与した人物で、展示室でも紹介しています。アインシュタイン博士を治療し、親交を持ったことでも知られ、今年は2人が出会ってからちょうど100年めにあたります。
 当日は、医学部の島田光生教授からは「引導をわたせる医者となれ」、永廣信治名誉教授からは「脳神経外科手術の先駆者」とそれぞれ題し、三宅速が残した医学的功績などを語りました。また、薬学部の笠原二郎准教授からは「顕彰と継承」と題してゆかりの写真やエピソードを紹介しました。
 引き続き、福井清副学長進行の下、講演者3人による鼎談を行い、来場者やオンライン視聴者からの質問にも答えました。

 参加者からは「日本の医学に貢献した方の業績を学ぶ機会はなかなかないのでとても新鮮な気持ちで聴けた」「徳島に関わる偉人を掘り起こして、地域として共有していく活動は、今後の地域活性化を考えるときに重要な要素だと思った」といった声が聞かれ、地域が生んだ名医・三宅速を見つめ直す機会となりました。

 三宅速をはじめ阿波藩医で近代産科学の創始者・賀川玄悦など、日本の医療界に顕著な貢献をした医師のほか、初代学長中田篤郎ら本学の発展に寄与した人物を特集した企画展『阿波の名医』は令和5年2月28日まで公開中です。ぜひお越しください。

IMG_1008.jpg
島田教授による講演

IMG_1050.jpg
永廣名誉教授の講演

IMG_1066.jpg
笠原准教授による講演

IMG_1100.JPG
鼎談に聞き入る来場者


※ガレリア新蔵は教育、研究及び社会貢献の進展に資するとともに、広く社会に向けた情報発信と地域住民との交流の場とすることを目的とした施設です。本学の地域連携・国際交流の拠点として、その趣旨に賛同された日亜化学工業株式会社のご厚意を受けて設立された日亜会館の1階に設置されています。

お問い合わせ先

総務部未来創造課
電話番号:088-656-7021
メールアドレス:kohokakari@tokushima-u.ac.jp

カテゴリー

閲覧履歴