薬用植物園を一般開放します(10月15日から19日まで)

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薬学部附属薬用植物園では、恒例の薬用植物園一般開放を10月15日(月曜日)から19(金曜日)の5日間開催します。園内では、薬用植物を含む約800種の植物を観察することができます。研修室では、薬草画や一閑張り作品の展示会を開催するとともに、植物から抽出された様々な香りのアロマオイルで作る炭酸入浴剤作製の実演を行います。

本学薬用植物園開放では、毎年県内外から多数の皆様が来園され、好評を得ています。(例年、期間中約1,000名余りの人が来園されています。)開園時間は9時~17時です。なお、本開放は「国立大学フェスタ2018」(http://www.janu.jp/univ/festa/)の一環として実施するものです。

 

薬用植物園概要:

薬用植物園概要:園内では絶滅危惧植物園、水生植物園、民間薬園、漢方薬園、果樹園等のテーマ毎に配置した約800種の植物を観察することができます。ご来園の皆様に園内を分かりやすく観察していただけるよう、概要図と園内見所をまとめたチラシを準備していますので、それを手に園内をご覧ください。また、北側と南側エリアそれぞれに、休憩ができる東屋があります。本年の一般開放の見所は以下のとおりです。

 

園内の見所

  • 絶滅危惧植物園:絶滅危惧植物ハマビシが群落を作っています。自転車をパンクさせるほど鋭い金平糖のような果実を観察してください。
  • 水生植物園:栽培池では、葉の裏や茎に鋭いトゲのあるオニバスが、直径1mほどの大きな葉を一面に広げています。
  • 民間薬園:弘法大師が伝えた強い苦味のある薬草ヒキオコシ(延命草)の群落を見ることができます。秋の七草のひとつ女郎花(オミナエシ)と近縁種の男郎花(オトコエシ)を並べて栽培しており、それぞれの特徴を観察することができます。
  • 漢方薬園: 徳島県出身で「薬学の祖」と言われる長井長義博士に縁のある薬用植物マオウ他、多くの漢方処方薬のもとになる植物をご覧ください。
  • 果樹園: 漢方薬「抑肝散」に使われるカギカズラが、イチョウの大木に絡みついています。ユニークな釣り針状の棘を観察することができます。鈴虫が鳴く頃に咲くスズムシバナが大きく成長しています。
  • 樹木園: 味噌の味を良くするといわれるミソナオシが果実をつけています。

 

研修室の展示

  • 一閑張りの世界と薬草画展: 本年は、地域の皆さんによる一閑張りの作品と薬草園で描いた薬草画作品の展示会を開催します。(一閑張り:竹などで編んだ籠や鞄に和紙を貼り付け、柿渋などを塗った工芸品)
  • アロマオイルで作る炭酸入浴剤の実演: アロマオイル(精油)は、植物が産生する揮発性の油で、特有の芳香をもつため、アロマテラピー等で用いられるほか、香料として食用にも用いられています。研修室にて、身近な材料と、種々のアロマオイルやポプリで作る炭酸入浴剤作製の実演や体験を行います。

 

■日時: 平成30年10月15日(月曜日)から19日(金曜日) 9時から17時まで

■場所: 薬用植物園(徳島市国府町日開536番地の3)

地図はこちらのページをご覧ください。

 

 

お問い合わせ先

部局名 徳島大学薬学部

責任者 柏田 良樹(薬用植物園長)

担当者 今林 潔

電話番号 088-642-1444(薬用植物園)

メールアドレス kasiwada@tokushima-u.ac.jp

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