令和元年度大学院総合科学教育部修了生へのメッセージ

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大学院総合科学教育部修了生へのメッセージ

2020年3月23日

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   総合科学教育部長
     栗栖 聡

 総合科学教育部の修了生の皆さん、修了おめでとうございます。
 本年度は新型コロナウイルスの影響で、残念ながら学位授与式が中止となりましたので、HPにて皆さんへのメッセージをお送りしたいと思います。
 総合科学部教育部では、文字通り、学際性、総合性を重視する総合科学、言い換えれば、人文科学、人間科学、社会科学、自然科学の総合を目指しています。それは、複数の分野を学び広い裾野を形成しつつ、より高い頂きを有する山を形成することと言えます。
 また、そうした総合科学が最終的に目指すべき方向性として、地域創生総合科学を唱えており、それは、総合科学を地域社会の課題解決に向けて積極的に活用することを意味しています。
 すなわち、地域科学専攻においては、地域の社会・経済・文化・自然に係る課題解決に貢献するということであり、臨床心理学専攻においては、心のケアを行うといった形で地域社会に献貢するということです。
 皆さんは、関連する科目を履修した上で、修士論文や博士論文を完成されました。これらの論文は、先述の総合科学の理念を具現化したものという共通性を持っていますが、個々の論文のテーマ自体は本教育部にふさわしく極めて多様性に富むものであり、皆さんのオリジナリティが存分に発揮された成果となっています。   
 修了生の皆さんの中には、就職する人、進学する人、社会人として仕事を継続する人、母国に帰る留学生等おられますが、それぞれの立場で、これまで総合科学教育部で共に学んだ専門的な知識・見識を十分に活かして、地域や社会、ひいては世界が抱える課題の解決に積極的に貢献し、ますます活躍されることを期待しています。  

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