
私のダイバーシティ宣言
学長 河村保彦
ダイバーシティという概念は、もともと1960年代の米国の公民権運動から始まりました。わが国では、1990年代後半に、特に女性活躍推進を中心とした経営用語として広まりました。
一方、現在我が国は加速する人口減少、産業構造の大きな変化など課題が山積しています。こうした状況に対応するには、昨年の中央教育審議会答申にある「知の総和」の向上が鍵になると考えます。他方、ハーバード大学のカンター教授は、組織の少数派が3割を超えると組織のあり方を根本的に変え得るとする「黄金の3割(クリティカル・マス)」理論を提唱しています。
ダイバーシティの推進にあたり、徳島大学は、性別、年齢、人種や国籍、宗教、価値観、専門性、障がいの有無、性自認や性的指向性など、あらゆる個性を受け入れ尊重できる組織の実現を図ります。特にその中でも、女性の活躍推進が3割を超えることを目指すとともに、組織の構成者同士の化学反応がもたらす個々の「知の向上」は、「知の総和」の向上にも繋がると期待します。個にあってはダイバーシティを活かす術(コンピテンシー)を身につけ、組織にあってはダイバーシティを活かせる組織づくりを目指します。
