東日本大震災で被災した石巻と南海トラフ巨大地震に備える四国をつなぐ伝承交流講演会 ~イラストやアニメーションで伝承する可能性~

■日時

令和4年3月23日(水)10時~11時45分

■内容

災害教訓の風化が全国的な課題になっています.そこで,「石巻」では,アニメーションを使った方法で東日本大震災の教訓を“伝え”,“つなげよう”とされています.私たち「四国」も,イラストマップで防災風土資源を伝え,学ぶことを始めました.本講演会では,「石巻」と「四国」で議論し,広く多くの人に災害教訓を伝えていくことについて考えていきます.

■当日プログラム

  • 10:00  講演会の趣旨説明
  • 10:05 3.11みらいサポート様のMEET門脇での取り組み紹介((公社)3.11みらいサポート 中川政治氏)     
  • 10:25 東日本大震災の被災体験と語り部活動の紹介(Tellー子どもの目線から伝える被災地ー 武山ひかる氏)
  • 11:00 四国防災八十八話マップの活動紹介(徳島大学環境防災研究センター 学術研究員 松重摩耶)
  • 11:15 石巻と四国をつなぐ伝承交流ディスカッション(進行 徳島大学環境防災研究センター センター長 上月康則)
  • 11:45 閉会

■参加申込・形態

要予約・ZOOMウェビナーを用いたオンライン   ※申込期日:3月20日(日)まで

下記URLをクリックいただくか,QRコードを読み取りください.

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdznJOYUDM7JKa2NZ7byA8LNMu4KNqOeA-nzdfPR2va-sD9lA/viewform?usp=sf_link

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■ゲスト紹介

▼公益社団法人3.11みらいサポート専務理事兼事務局長 中川政治氏

京都市生まれ.東日本大震災後に石巻で活動を開始し,震災直後の支援の連携に携わった.その後,「つなぐ 3.11の学びを生きる力に」をミッションとした現団体の専務理事を務め、語り部等の住民主体の伝承活動をサポート.MEET門脇などの民間の伝承施設の運営にも携わる.また,2017年に設立した広域伝承組織「3.11メモリアルネットワーク」の理事も務めている.

▼Tellー子どもの目線から伝える被災地ー 語り部 武山ひかる

震災時は小学校4年生(現在大学3年生).地震後,家族が学校と車で高台に避難したが,寒さのため自宅に戻ろうとして危険な状況に.自宅は全壊したため避難所から小学校に通っていた.避難所生活をする中で「子どもでもできることがあり,力になりたかったが何もさせてもらえなかった」という思いを抱えて過ごした経験から,子どもの視点での語り部や,絵本による伝承の取り組みを継続.

▼徳島大学環境防災研究センターと四国防災八十八話マップ

四国に伝わる防災の教訓を一枚にまとめたマップを作成し,地域防災学習を行っています.本マップは「土木広報大賞2021最優秀賞」を受賞しました!詳しくはこちらをご覧ください(https://shikokubousai88wa-t.amebaownd.com/

 

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