医学部教育支援センターお知らせ平成28年度クリニカルクラークシップ指導者養成講習会

平成28年度クリニカルクラークシップ指導者養成講習会

平成28年度クリニカルクラークシップ指導者養成講習会

  • 平成28年7月21日(木)18:00-20:40 スキルス・ラボ8(総合研究棟2階)
  • タスクフォース:赤池雅史(大学院医歯薬学研究部医療教育学分野、医学部教育支援センター)、三笠洋明(医学部教育支援センター)、岩田貴(教養教育院医療基盤教育分野)、吾妻雅彦(大学院医歯薬学研究部医療教育開発センター)
  • 主 催:徳島大学医学部教育支援センター、医学部FD委員会、医学部教務委員会
  • 協 力: 大学院医歯薬学研究部医療教育開発センター

診療参加型臨床実習における診療現場での指導力の向上を目的として、2つのワークショップと1つのミニレクチャーによる講習会を実施しました。臨床系分野から15名の参加があり、参加者によるポストアンケート(5点満点)では、ミニレクチャーは4.20、WS1は4.00、WS2は4.33、総合評価は4.47、タスクフォースの働きには4.47と、昨年同様の高いご評価をいただきました。

■ミニレクチャー「診療参加型臨床実習とは」

赤池雅史(医療教育学分野)
医学教育分野別認証評価を含め医学教育の現状と課題、on-the- job-training、成人学習理論、経験学習理論、Kolbによる学びのサイクル、reflective practitioner、ミラーのスキル三角などの医学教育の基本、医師に求められる専門的能力および汎用的能力、診療参加型臨床実習の目的と評価法などについて解説を行い、さらに、徳島大学での臨床実習における学生の実習実績の現状や学生からの評価の分析結果について報告があった。診療参加型臨床実習は専門的知識や手技の修得のみを優先するのでなく、技能・態度領域を包括した基礎的・汎用的能力をDoesのレベルで修得することを目指すべきであり、そのためには、臨床実習現場での形成的評価を伴った適切なフィードバックとそれによる学修者の振り返りを促す指導が重要であることが解説された。

■WS2.「診療現場での効果的指導法・5マイクロスキル実践」

高圧的・威圧的な指導、ただ単に褒めるだけの指導、一方的に教えてしまう指導の3つのパターンの問題点について学習し、さらにロールプレイによって5マイクロスキルを用いた指導方法の練習を行った。

■WS3.「効果的なクリクラとするには ~現場からの提案~」

学生が効果的に学ぶことができるクリニカルクラークシップとするための現場からの提案について、KJ法を用いて議論した。臨床実習準備教育において患者さんに対するコミュニケーションの練習は行っているが、指導医やメディカルスタッフとのコミュニケーションの取り方についての学習も必要であること、学生がカルテ記載を積極的に行うにはそのシステムの改善や電子カルテ端末の増加が必要であること、臨床実習の評価項目を現状に適するように改訂すべきであること、症例報告や病歴要約を作成する機会を増やすこと、学生から各科へのフィードバックをリアルタイムに行うべきであること等の提案が出された。

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最終更新日:2016年7月22日

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電話:088-633-7222  E-mail:kyouikushien@tokushima-u.ac.jp

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