医学部教育支援センターお知らせ平成27年度クリニカルクラークシップ指導者養成講習会

平成27年度クリニカルクラークシップ指導者養成講習会

平成27年度クリニカルクラークシップ指導者養成講習会

  • 平成27年7月22日(水)18:00-21:00 スキルス・ラボ8(総合研究棟2階)
  • タスクフォース:赤池雅史(医療教育学分野、医学部教育支援センター、医歯薬学研究部医療教育開発センター)、三笠洋明(医学部教育支援センター)、岩田貴(医歯薬学研究部医療教育開発センター、医療系基盤教育分野)
  • 主 催:徳島大学医学部教育支援センター、医学部FD委員会、医学部教務委員
  • 協 力: 医歯薬学研究部医療教育開発センター

診療参加型臨床実習における診療現場での指導力の向上を目的として、2つのワークショップと1つのミニレクチャーによる講習会を実施しました。臨床系分野から18名の参加があり、参加者によるポストアンケート(5点満点)では、ミニレクチャーは4.4、WS1は4.3、WS2は4.2、総合評価は4.4、タスクフォースの働きには4.5と、昨年を上回る高いご評価をいただきました。

■ミニレクチャー「診療参加型臨床実習とは」

赤池雅史(医療教育学分野)
医学教育分野別認証評価を含め医学教育を取り巻く現状、臨床実習の3つの段階、on-the- job-training、成人学習理論などの臨床実習教育の基本、医師に求められる能力について解説を行い、さらに、徳島大学での臨床実習における学生の実習実績の現状や学生からの評価の分析結果について報告があった。卒前の臨床実習は専門的能力の修得を最優先するのではなく、基礎的・汎用的能力の修得が重要であり、さらにDoesのレベルの能力を習得できるように指導・評価する場であることが説明された。そのためには、臨床実習後OSCEのみに依存するのではなく、臨床実習現場での形成的評価を伴った適切なフィードバックとそれによる学修者の振り返り、アクティブ・ラーニングが最も重要であり、それを実現する指導体制無くして、優れた学生の育成は困難であることが解説された。

■WS2.「診療現場での効果的指導法・5マイクロスキル実践」

高圧的・威圧的な指導、ただ単に褒めるだけの指導、一方的に教えてしまう指導、5マイクロスキルを用いた指導の4つのパターンについて学習し、さらに5マイクロスキルを用いたロールプレイによる実践的な指導方法の練習を行った。

■WS3.「効果的なクリクラとするには ~現場からの提案~」

学生が効果的に学ぶことができるクリニカルクラークシップとするための現場からの提案について、KJ法を用いて議論した。今年度は態度教育の必要性についての意見が多く出された。また、臨床実習に協力していただける患者さんを確保することに苦労すること、カルテ記載症例数が激減しているのは、現在の学生用カルテシステムが使いにくいためであるとの意見があった。

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最終更新日:2015年7月30日

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教育支援センター
電話:088-633-7222  E-mail:kyouikushien@tokushima-u.ac.jp

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