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数学とバンド 2つのフィールドで活躍中 予期せぬ出会いが拓いた未来 

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常三島キャンパス
創成科学研究科 理工学専攻博士前期課程 数理科学コース1年
島田祥吾(しまだ しょうご)さん

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理工学部数理科学コースで数学を専攻し、微分幾何学を探求してきた島田さん。2026年4月に大学院へ進み、大学院では「半離散ガウス曲率負一定曲面の変換理論」に挑戦したいと話します。軽音楽サークルGreensの活動も継続し、目下の目標は定期演奏会への出場。大学入学後に始めたギターがほどよくリフレッシュになっているそうで、数学とバンドとの両立を通して、さらなる成長を目指しています。

「とくtalk」2026年夏号掲載/取材2026年3月)

偶然の出会いが導いた微分幾何学の世界

---理工学部の数理科学コースで数学を専攻されていたそうですね。どのような研究をされていたのでしょうか?

島田さん 微分幾何学を研究していました。微分幾何学とは、曲線や曲面など「形」を数学的に解析する分野です。例えば、眼鏡橋(長崎県長崎市)や錦帯橋(山口県岩国市)をご存知でしょうか。これらの橋は真ん中に支柱がないにもかかわらず、アーチ状の構造によって強度を保っています。なぜこのような形で頑丈な橋を設計できるのかといった問題は、微分幾何学の考え方が建築分野に応用された例です。

---大学院へ進学されたのは、その研究を続けようと思ったからですか?

島田さん 実は、最初から微分幾何学をしたいと考えていたわけではありません。もともとは微分方程式を学びたいと思っていて、その分野の研究室に入りたいと考えていました。しかし、その研究室を担当されていた先生が定年退職されることになり、研究室選びで迷っていたところ、安本真士先生の授業を受け、微分幾何学の面白さに惹かれ、この分野に進みました。

---安本先生との出会いがきっかけで、微分幾何学の面白さにはまっていったということですね。

島田さん そうですね。まったく予期していなかったのですが、偶然の出会いに感謝しています。

---先ほど「もともと微分方程式に興味があった」とお話されていましたが、その分野で徳島大学が有名だったから徳島大学を志望されたんでしょうか?

島田さん そういうわけではありません。高校時代、教員免許を取得して高校の数学教員になりたいと思っていて、数学の教員になるなら数学を勉強したいということと、通うなら地元の大学がいいという条件で考え、徳島大学を選びました。どのような研究が行われているかといったことはあまり知らなかったというのが正直なところです。

---ということは、安本先生との出会いがなければ、微分幾何学を学ぶこともなかったかもしれませんね。

島田さん そうですね。まったく知らずに過ごしていた可能性があると思います。

‎---大学院では今後、どのようなことをされる予定ですか?

島田さん 安本先生からいろいろな提案をいただいており、その中で興味の湧くものが何個か出てきているので、それを精査して新しいことに挑戦していければと考えています。

---具体的にやりたいと思っていることはありますか?

島田さん そうですね、「半離散ガウス曲率負一定曲面の変換」についてはやってみたいと思っています。

---どういう点に興味を持たれたのですか?

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島田さん もともと、既知のなめらかなガウス曲率負一定曲面から新たなガウス曲率負一定曲面を生み出す変換、ベックルンド変換と呼ばれるものがあることが知られています。興味深いのは、この変換が可積分系で良く研究されているサイン・ゴルドン方程式という非線形な偏微分方程式の解から新たな解への変換にもなっているという点です。微分幾何学を研究しているので微分幾何学のことだけを扱うものだと思っていました。しかし研究を進める中で、微分幾何学は可積分系と呼ばれる微分方程式の分野と関係していることを知り、「異なる数学分野がつながっている」という点に面白さを感じました。曲面の変換を考えていたはずなのに、それが微分方程式の解と結びついていることにとても驚きました。この理論の半離散版(曲面上のパラメータ曲線を離散的につないだようなものを曲面として考え、同様の議論が成り立つか)を研究し、滑らかな曲面だけでなく、カクカクした構造を持つ曲面でも同様の理論が成り立つかどうかについて考えてみたいと思っています。

研究の息抜きに音楽を!軽音楽サークルGreensメンバー大募中

---軽音楽サークルGreensでも活動されているそうですね。どのような曲を演奏されているのでしょうか? ‎

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島田さん 『BUMP OF CHICKEN』がすごく好きで、そのコピーバンドをしたり、最近では『the pillows』のコピーなど、いくつかのバンドを掛け持ちしています。洋楽だと『rediohead』や『Green Day』など、70年代から90年代のロックミュージックを時々やったりしています。

---学祭などで演奏されているんですか?

島田さん 去年は忙しくて出られなかったのですが、2年前には学祭の大きなステージで演奏しました。その他、K棟の教室の中でも演奏しています。

---島田さんがメインボーカルですか?

島田さん はい。メインボーカルとギターを担当するボーカルギターをやっています。

---すごいですね。ギターは高校生の頃から?

島田さん いえ。大学に入ってから始めました。1年生の11月頃から本格的にやり始めたので、まだ3年と5ヵ月ぐらいです。

---バンドを掛け持ちされているということは、いろいろな曲を練習しないといけないと思うのですが、練習が大変なのでは? ‎

島田さん あまり大変と思ったことはないですね。練習らしい練習はあまりしていなくて、気づいたらギターを触って遊んでいるような感じです。

---なるほど。勉強とのバランスがうまく取れているのかもしれませんね。

島田さん かもしれませんね。

---バンドの方でも何か目標はありますか?

島田さん 毎年12月末~1月初旬頃に行われる定期演奏会に出場できればと思っています。出場するには部内のオーディションで良い結果を出さないといけないのですが、とりあえずの目標はそれですね。

---定期演奏会では新しい曲にチャレンジするんですか?

島田さん そうですね。やりたいんですが、バンドメンバーが卒業してしまったので。どうにかして新メンバーを確保したいと思っています。

---島田さんと一緒にバンドをやりたい人はもちろん、音楽に興味のある人はぜひ軽音楽サークルへ入ってもらいたいですね。

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軽音サークルGreens

Instagram:greens_tokushima

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