◆医学(いがく)科(か)5年(ねん) 薮野(やぶの) 淳也(あつや)

私(わたし)は今年度(こんねんど)4月(しがつ)の1ヶ月(かげつ)間(かん)、Medizinische Hochshule Hannover(MHH) のKlinik fur nuklearmedizin(核(かく)医学(いがく)科(か))で学外(がくがい)選択(せんたく)実習(じっしゅう)を行っ(おこなっ)てきました。PET/CT、SPECT、シンチグラフィーなど日本(にっぽん)で行わ(おこなわ)れている診断(しんだん)のほかに、日本(にっぽん)ではあまり行わ(おこなわ)れていない、そしてドイツで盛ん(さかん)に行わ(おこなわ)れている、前立腺(ぜんりつせん)癌(がん)に対する(にたいする)PSMA Ligand Therapy や、肝(かん)がんに対する(にたいする)SelectiveInternal adiation Therapy(SIRT) など様々(さまざま)な手技(しゅぎ)や治療(ちりょう)を見学(けんがく)することができました。医師(いし)と患者(かんじゃ)のやりとりはもちろんドイツ語(ご)で行わ(おこなわ)れたのですが、先生(せんせい)方(かた)は英語(えいご)が流暢(りゅうちょう)なこともあり英語(えいご)ですべて説明(せつめい)してくれたり、患者(かんじゃ)さんも非常(ひじょう)に協力(きょうりょく)的(てき)で日本(にっぽん)に対して(にたいして)興味(きょうみ)を持っ(もっ)てくれたりなど素晴らしい(すばらしい)環境(かんきょう)であり、ドイツのみなさんの温か(あたたか)さを感じ(かんじ)ました。さらに実習(じっしゅう)で医療(いりょう)について学ぶ(まなぶ)だけでなく、MHH の学生(がくせい)や欧州(おうしゅう)各国(かっこく)からの留学生(りゅうがくせい)と交流(こうりゅう)する機会(きかい)もあり、とても刺激(しげき)的(てき)な毎日(まいにち)でした。お互い(おたがい)の国(くに)について様々(さまざま)な話(はなし)をしたり、一緒(いっしょ)に観光(かんこう)したりと親睦(しんぼく)を深める(ふかめる)ことができました。
このドイツでの貴重(きちょう)な経験(けいけん)は、医療(いりょう)人(じん)としての私(わたし)の将来(しょうらい)に非常(ひじょう)に重要(じゅうよう)なものとなっていくと確信(かくしん)しています。このような機会(きかい)を与え(あたえ)てくださった諸(しょ)先生(せんせい)方(かた)、そして関係(かんけい)者(しゃ)の皆様(みなさま)に厚く(あつく)御礼(おれい)申し上げ(もうしあげ)ます。

同(どう)時期(じき)に実習(じっしゅう)をしていたMHH の学生(がくせい)との採血(さいけつ)練習(れんしゅう)

◆医学(いがく)科(か)5年(ねん) 吉原(よしはら) 美沙子(みさこ)

今年(ことし)の4月(しがつ)、ハノーバー医科(いか)大学(だいがく)(MHH)神経(しんけい)内科(ないか)に留学(りゅうがく)しました。1ヶ月(かげつ)の間(ま)、Stroke Unit、神経(しんけい)内科(ないか)病棟(びょうとう)、神経(しんけい)生理学(せいりがく)検査(けんさ)室(しつ)を回り(まわり)ました。ドイツ語(ご)の挨拶(あいさつ)しか学ん(まなん)でいなかった私(わたし)にとって、ドイツの大(だい)病院(びょういん)で実習(じっしゅう)することは不安(ふあん)でしたが、実際(じっさい)には多く(おおく)のことを学ぶ(まなぶ)ことができました。
病棟(びょうとう)実習(じっしゅう)では、神経(しんけい)内科(ないか)の先生(せんせい)に英語(えいご)の話せる(はなせる)患者(かんじゃ)さんを紹介(しょうかい)していただき、一(いち)人(にん)で問診(もんしん)、神経(しんけい)診察(しんさつ)などをさせていただきました。また、日本(にっぽん)では稀(まれ)な疾患(しっかん)や、日本(にっぽん)と異なる(ことなる)治療(ちりょう)法(ほう)を経験(けいけん)することができました。
週末(しゅうまつ)には、様々(さまざま)な国(くに)の医学(いがく)生(せい)や他(た)の大学(だいがく)の留学生(りゅうがくせい)と、旅行(りょこう)やドイツ料理(りょうり)、お花見(はなみ)、カラオケ、MHH パーティーなど非常(ひじょう)に楽しい(たのしい)時間(じかん)を過ごし(すごし)ました。今(いま)まで日本(にっぽん)以上(いじょう)に住み(すみ)やすい国(くに)は無い(ない)と思っ(おもっ)ていましたが、ドイツは日本人(にっぽんじん)にとって本当に(ほんとうに)住み(すみ)やすい国(くに)だと感じ(かんじ)ました。
他(た)にもドイツと日本(にっぽん)の違い(ちがい)や、留学(りゅうがく)中(ちゅう)感じ(かんじ)たことは多々(たた)ありますが、また留学(りゅうがく)報告(ほうこく)会(かい)などの機会(きかい)により詳しく(くわしく)、徳島(とくしま)大学(だいがく)の皆様(みなさま)、特に(とくに)ハノーバー医科(いか)大学(だいがく)への留学(りゅうがく)をこれから考え(かんがえ)ている方々(かたがた)に、この度(たび)の経験(けいけん)を伝え(つたえ)られたらと思っ(おもっ)ています。最後(さいご)に、このような貴重(きちょう)な機会(きかい)を与え(あたえ)てくださった諸(しょ)先生(せんせい)方(かた)、お世話(おせわ)になりました関係(かんけい)者(しゃ)の皆様(みなさま)に厚く(あつく)御礼(おれい)申し上げ(もうしあげ)ます。

MHH Neurology staff room

MHH Neurology 集合(しゅうごう)写真(しゃしん)

◆医学(いがく)科(か)5年(ねん) 川村(かわむら) 晨

私(わたし)は、4月(しがつ)の1ヶ月(かげつ)間(かん)、ドイツのハノーバー医科(いか)大学(だいがく)(MHH)神経(しんけい)内(ない)科学(かがく)分野(ぶんや)で臨床(りんしょう)実習(じっしゅう)に参加(さんか)させて頂き(いただき)ました。
神経(しんけい)内科(ないか)一般(いっぱん)病棟(びょうとう)で1週間(しゅうかん)、脳卒中(のうそっちゅう)ユニット(SCU)で3週間(しゅうかん)、実習(じっしゅう)しました。神経(しんけい)内科(ないか)病棟(びょうとう)では、筋(すじ)萎縮(いしゅく)性(せい)側(がわ)索(さく)硬化(こうか)症(しょう)(ALS)や多発(たはつ)性(せい)硬化(こうか)症(しょう)など難病(なんびょう)患者(かんじゃ)の診察(しんさつ)を経験(けいけん)し、SCUでは、救急(きゅうきゅう)車(しゃ)で運ば(はこば)れてくる脳卒中(のうそっちゅう)患者(かんじゃ)の初期(しょき)診察(しんさつ)を見学(けんがく)しました。また休日(きゅうじつ)は、ベルリンやハンブルクなどの近郊(きんこう)都市(とし)に旅行(りょこう)したり、ドイツの学生(がくせい)にホームパーティーに招待(しょうたい)していただいたりしました。
今回(こんかい)の留学(りゅうがく)で強く(つよく)記憶(きおく)に残っ(のこっ)たことは、MHHの学生(がくせい)はとても能動(のうどう)的(てき)に実習(じっしゅう)に参加(さんか)していたことです。MHHでは2年(ねん)次(じ)から附属(ふぞく)病院(びょういん)での実習(じっしゅう)が始まる(はじまる)ので、5年(ねん)次(じ)には静脈(じょうみゃく)血(ち)採取(さいしゅ)はもちろん、腰椎(ようつい)穿刺(せんし)なども行っ(おこなっ)ていました。上級(じょうきゅう)医(い)や看護(かんご)師(し)からも戦力(せんりょく)として認め(みとめ)られている同じ(おなじ)5年生(ねんせい)の姿(すがた)を見(み)て、世界(せかい)のライバルはこんなにやっているのだから、与え(あたえ)られたノルマに執(と)われず、能動(のうどう)的(てき)に実習(じっしゅう)しようと思い(おもい)ました。
このような貴重(きちょう)な機会(きかい)を与え(あたえ)てくださった野寺(のでら)先生(せんせい)を始め(はじめ)、協力(きょうりょく)していただいた全て(すべて)の皆様(みなさま)に厚く(あつく)御礼(おれい)を申し上げ(もうしあげ)ます。ありがとうございました。

◆医学(いがく)科(か)6年(ねん) 金谷(かなや) 実華(みか)

選択(せんたく)実習(じっしゅう)Ⅱとしてドイツのハノーバー医科(いか)大学(だいがく)の神経(しんけい)内科(ないか)分野(ぶんや)で実習(じっしゅう)を行い(おこない)ました。ドイツ語(ご)ばかりの環境(かんきょう)で大変(たいへん)でしたが、病棟(びょうとう)で様々(さまざま)な症例(しょうれい)や検査(けんさ)などを経験(けいけん)することができ、自分(じぶん)で採血(さいけつ)も行い(おこない)ました。ボトックス外来(がいらい)で患者(かんじゃ)さんと握手(あくしゅ)をするなどの日本(にっぽん)との違い(ちがい)を感じ(かんじ)ました。実習(じっしゅう)中(ちゅう)に先生(せんせい)と気軽(きがる)に話し(はなし)をしたり、一緒(いっしょ)に昼食(ちゅうしょく)をとるなど日本(にっぽん)よりも近い(ちかい)距離(きょり)で先生(せんせい)と関わる(かかわる)ことができました。そして現地(げんち)の医学(いがく)生(せい)のレベルの高(たか)さには圧倒(あっとう)されました。様々(さまざま)な人種(じんしゅ)の患者(かんじゃ)さんがおり、ドイツにおける人種(じんしゅ)の多様(たよう)性(せい)を肌(はだ)で感じ(かんじ)ました。
また、放課後(ほうかご)にスキルスラボで開催(かいさい)された点滴(てんてき)セミナーに参加(さんか)し、手技(しゅぎ)の練習(れんしゅう)を行う(おこなう)ことができました。
大(だい)学寮(がくりょう)の友人(ゆうじん)と放課後(ほうかご)にシティーに出かけ(でかけ)たり、最終(さいしゅう)日(び)にはイスラエル料理(りょうり)などを作る(つくる)といった交流(こうりゅう)もできました。貴重(きちょう)な経験(けいけん)をする機会(きかい)を与え(あたえ)てくださった梶(かじ)教授(きょうじゅ)をはじめとする臨床(りんしょう)神経(しんけい)科学(かがく)の先生(せんせい)方(かた)、関係(かんけい)者(しゃ)の皆様(みなさま)に厚く(あつく)御礼(おれい)申し上げ(もうしあげ)ます。

「医学部(いがくぶ)だより第(だい)35号(ごう)」より転載(てんさい)

◆医学(いがく)科(か)4年(ねん)次(じ) 小林(こばやし) 陽(ひ)花(はな)

昨年(さくねん)の8月(はちがつ)、ハノーバー医科(いか)大学(だいがく)の神経(しんけい)内科(ないか)に留学(りゅうがく)しました。前半(ぜんはん)の2 週間(しゅうかん)は、Alzheimer unit 、Stroke unit などの病棟(びょうとう)で見学(けんがく)し、後半(こうはん)の2 週間(しゅうかん)は、EMG(筋(すじ)電(でん)図(ず))などの検査(けんさ)を見学(けんがく)しました。人種(じんしゅ)差(さ)や食(しょく)、移民(いみん)文化(ぶんか)の違い(ちがい)などにより、日本(にっぽん)と異なる(ことなる)症例(しょうれい)を見る(みる)ことができ、貴重(きちょう)な経験(けいけん)ができました。病院(びょういん)の先生(せんせい)方(かた)や学生(がくせい)たちは、年齢(ねんれい)や立場(たちば)に捉われず名前(なまえ)で呼び(よび)合い(あい)、和やか(なごやか)な雰囲気(ふんいき)でした。学生(がくせい)たちは、疑問(ぎもん)に思っ(おもっ)たことやしてみたい実習(じっしゅう)など自ら(みずから)提示(ていじ)して能動(のうどう)的(てき)に学ん(まなん)でいるのが印象(いんしょう)的(てき)でした。休日(きゅうじつ)は、現地(げんち)の学生(がくせい)や留学生(りゅうがくせい)たちと幅広く(はばひろく)交流(こうりゅう)を持つ(もつ)ことができ、充実(じゅうじつ)した時間(じかん)を過ごせ(すごせ)ました。
今回(こんかい)の留学(りゅうがく)で、世界(せかい)の広(ひろ)さ、他国(たこく)の医学(いがく)生(せい)たちの熱(あつ)さに圧倒(あっとう)され、私(わたし)ももっと広い(ひろい)視野(しや)を持っ(もっ)て能動(のうどう)的(てき)に勉学(べんがく)に励も(はげも)うと思い(おもい)ました。このような素晴らしい(すばらしい)機会(きかい)を与え(あたえ)てくださった神経(しんけい)内科(ないか)の野寺(のでら)裕之(ひろゆき)先生(せんせい)はじめ、関係(かんけい)者(しゃ)の皆様(みなさま)に厚く(あつく)御礼(おれい)申し上げ(もうしあげ)ます。

「医学部(いがくぶ)だより第(だい)36号(ごう)」より転載(てんさい)