医学部(いがくぶ)教育(きょういく)支援(しえん)センター

テキサス大学(だいがく)サマーリサーチプログラム体験(たいけん)()2016

医学(いがく)()4(ねん) 斎藤(さいとう)尚子(しょうこ)

この(なつ)6 月下(げっか)(しゅん)から(やく)2 か月間(げっかん)、The University of TexasHealth Science Center at Houston でのSummer Research Program に参加(さんか)させていただきました。Department of Anesthesiology のDr. Doursout の研究(けんきゅう)(しつ)で、神経(しんけい)変性(へんせい)疾患(しっかん)モデルラットでのLPS 長期(ちょうき)投与(とうよ)により、(かく)臓器(ぞうき)(のう)(かく)部位(ぶい)でどのような変化(へんか)()られるかを調べ(しらべ)ました。研究(けんきゅう)(しつ)はフランス、中国(ちゅうごく)、アメリカなどにルーツをもつ国際(こくさい)(しょく)豊か(ゆたか)研究(けんきゅう)(しゃ)在籍(ざいせき)されており、また、現地(げんち)(こう)学生(がくせい)出入り(でいり)盛ん(さかん)で、ラボミーティングや、基礎(きそ)臨床(りんしょう)合同(ごうどう)のデパートメントのミーティングも活発(かっぱつ)行わ(おこなわ)れており、非常(ひじょう)刺激(しげき)(てき)雰囲気(ふんいき)(なか)充実(じゅうじつ)した生活(せいかつ)送る(おくる)ことができました。加え(くわえ)て、隣接(りんせつ)する教育(きょういく)病院(びょういん)医師(いし)先生(せんせい)をシャドウする機会(きかい)にも恵まれ(めぐまれ)、ベテランの先生(せんせい)手掛ける(てがける)様々(さまざま)手術(しゅじゅつ)見学(けんがく)や、レジデントの先生(せんせい)生活(せいかつ)一部(いちぶ)体験(たいけん)させていただくことができました。また、休み(やすみ)()には(しょ)先生(せんせい)(かた)がご自宅(じたく)招い(まねい)てくださったり、新しく(あたらしく)できた友達(ともだち)遊び(あそび)行っ(いっ)たり、現地(げんち)日本人(にっぽんじん)(ほう)がご厚意(こうい)でアメリカならではの体験(たいけん)誘っ(さそっ)てくださったりと、全て(すべて)素晴らしい(すばらしい)(ゆめ)のような時間(じかん)でした。
今回(こんかい)新しい(あたらしい)場所(ばしょ)真っ(まっ)(しん)状態(じょうたい)から多く(おおく)(ほう)出会い(であい)様々(さまざま)なことを見聞き(みきき)したことは、自分(じぶん)将来(しょうらい)客観(きゃっかん)(てき)見つめ(みつめ)直す(なおす)きっかけになりました。また、基礎(きそ)臨床(りんしょう)細かい(こまかい)(てん)について、日本(にっぽん)比較(ひかく)してどうか・(なに)違う(ちがう)かといった話題(わだい)は、時として(ときとして)もっと勉強(べんきょう)しようというモチベーションにもなりました。
最後(さいご)になりましたが、このような大変(たいへん)貴重(きちょう)機会(きかい)与え(あたえ)てくださいました苛原医学(いがく)部長(ぶちょう)赤池(あかいけ)教授(きょうじゅ)勢井(ぜい)教授(きょうじゅ)(むら)(さわ)医学部(いがくぶ)国際(こくさい)コーディネーターをはじめ、お世話(おせわ)になった全て(すべて)方々(かたがた)厚く(あつく)御礼(おれい)申し上げ(もうしあげ)ます。

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医学(いがく)()4 (とし) 大道(おおみち)如毅

Dr. Wenzel のもとで、MSC という(みき)細胞(さいぼう)使っ(つかっ)実験(じっけん)をさせていただきました。(みき)細胞(さいぼう)としての多様(たよう)分化(ぶんか)(のう)のほうではなく、生体(せいたい)力学(りきがく)(てき)刺激(しげき)でTNF- αの抑制(よくせい)など(こう)炎症(えんしょう)(せい)発揮(はっき)することについての探究(たんきゅう)です。
プログラムにアメリカの学生(がくせい)は120 (ひと)いたようですが、驚い(おどろい)たことに外国(がいこく)からは日本(にっぽん)の2 (ひと)上海(しゃんはい)の6 (ひと)だけでした。(むら)(さわ)医学部(いがくぶ)国際(こくさい)コーディネーター、(おか)(ひさ)先生(せんせい)をはじめ、過去(かこ)にヒューストンに渡っ(わたっ)たぼくの知ら(しら)ない多く(おおく)研究(けんきゅう)(しゃ)()能勢(のせ)先生(せんせい)らのコネクションのおかげでいま自分(じぶん)世界(せかい)有数(ゆうすう)研究(けんきゅう)施設(しせつ)(ぐん)にいるのだと、こちらで知り(しり)ました。
最終(さいしゅう)(しゅう)、ぼくから先生(せんせい)ご飯(ごはん)お誘い(おさそい)しました。「Ph.D. を取得(しゅとく)するには?」、「仮に(かりに)アメリカで働く(はたらく)には?」、などお(さけ)薔薇(ばら)(ちから)借り(かり)質問(しつもん)し、親切(しんせつ)にご自身(じしん)経歴(けいれき)日常(にちじょう)含め(ふくめ)てアメリカの実情(じつじょう)と、「将来(しょうらい)どうするんだい?」みたいなことを語り(かたり)つくしました。
最終(さいしゅう)()とか前日(ぜんじつ)は、みんな行っ(いっ)ていなかったようですが、"Rui? What time can you start RT-PCR?" と、飛行機(ひこうき)(すう)時間(じかん)(まえ)、19 (とき)までかかってExcel 処理(しょり)()理想(りそう)(てき)なグラフができました。実験(じっけん)大好き(だいすき)だからっていうのもありますけど、そうやってなんの特別(とくべつ)扱い(あつかい)もされなかったことが満足(まんぞく)でした。(きみ)将来(しょうらい)何らかの(なんらかの)役に立つ(やくにたつ)だろう、と嬉しい(うれしい)ことに、自分(じぶん)名前(なまえ)論文(ろんぶん)加え(くわえ)ていただいたうえ、"I'll be very disappointed if you don't give me any criticism." と、いまも原稿(げんこう)批評(ひひょう)をメールでやり取り(やりとり)しています。
オープンラボだったおかげでIMM の6 (かい)のアメリカの学生(がくせい)らとはいつも一緒(いっしょ)授業(じゅぎょう)()て、同じ(おなじ)研究(けんきゅう)(しつ)学生(がくせい)もいい(ひと)友達(ともだち)友達(ともだち)つながりで多く(おおく)(ひと)外出(がいしゅつ)しました。今回(こんかい)出会っ(であっ)たすべての(ひと)との関係(かんけい)大切(たいせつ)にしたいです。

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医学部(いがくぶ)だより(だい)33(ごう)」より転載(てんさい)

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最終(さいしゅう)更新(こうしん)():2016(ねん)11月(じゅういちがつ)2(にち)

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電話(でんわ):088-633-7222  E-mail:kyouikushien@tokushima-u.ac.jp

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