21世紀の幕開けと時を同じくしたヒトゲノムシークエンスの解明により、薬学はゲノム創薬時代へ突入しつつあります。このような背景の下、大高グループでは、従来から創薬を一つの目標とし、ペプチド・蛋白質化学、有機合成化学を基本に、ペプチドからクスリ、を合言葉に研究を行っています。蛋白質・ペプチドを基盤とした創薬研究は、この勃興しつつあるゲノム創薬の一つの大きな柱であることに疑いの余地はありません。当グループは、ペプチド化学を顕微鏡とし生体を見つめる、"Peptide-Based Chemical Biology"を羅針盤と位置づけ、海図の無いゲノム創薬という未知の大海原に乗り出そうとしています。この未知の大海の制覇に向け、苦楽を共にしようという若者の結集をお待ちいたしております。