「次世代光講座」募集案内

 地方大学・地域産業創生交付金事業に採択された徳島県「次世代“光”創出応用による産業振興・若者雇用創出計画」における光産業人材育成のために、当センターでは昨年度から「地域産業人材育成講座」の中に「紫外線LED活用入門講座」を開設しました。多くの参加者からの高い評価を頂き、今年度は同講座を継続発展させるとともに、次世代光についての一般向け講座を開設し、専門職の育成だけでなく、高校生から一般企業の研究者までを対象に、光人材の裾野を広げるための講座を企画いたしました。可視光以外の目に見えない電磁波としての光の活用で、人類には大きな夢が膨らみます。その科学的可能性を、日本を代表する先端の研究者の皆さんにお話しいただき、光工学の学びを深める時間にいたします。

1  光計測検査と画像診断

日時:令和3年12月4日(土) 13:30~16:30
場所:徳島大学 常三島キャンパス 地域創生・国際交流会館5階フューチャーセンター

① 題目:テラヘルツ波の利用可能性
  講師:時実 悠 特任助教(徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所)
概要
 光と電波の中間の周波数を持つテラヘルツ波は、これまで人工的に発生することの難しい電磁波でした。しかし近年の世界中の研究の成果として、テラヘルツ波を比較的容易に発生・検出できるようになり、次世代の電磁波として様々な利用方法が具体的に検討され始めています。樹脂などの物質を透視する光としての利用や、電波のような無線通信への利用などが提案、実証されています。ここでは、光のようでも電波のようでもあるテラヘルツ波の魅力、技術的な難しさ、私たちの研究の取り組みについて紹介します。

② 題目:医学・医療への光技術の応用
  講師:髙成  広起 特任講師(徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所)

概要
 基礎医学研究における顕微鏡技術から、臨床医療におけるレントゲンや内視鏡に至るまで、医学の世界では広く光の技術が応用されています。医学の発展には光技術は欠かせません。最近では医学と光に関連したノーベル賞受賞も続いており、医学と光技術は二人三脚で発展している部分もあります。本講演では、医学・医療の分野でどのように光が応用されているか、実例をご紹介するとともに、今後はどのような光技術が医学に求められているかを考えてみたいと思います。

③ 題目:食品検査の光活用技術
  講師:山口 堅三 准教授(徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所)

概要
 異物混入や賞味・消費期限による『食品ロス』の社会問題が大きく取り上げられる中、SDGs目標12「つくる責任とつかう責任」より、2030年までに世界全体の一人当たりの食料廃棄を半減させ、生産・サプライチェーンにおける食品損失を減少させなければなりません。食品ロスを減らすために、私たちにできることを考えてみませんか。ここでは、目に見えない光技術と画像処理を組み合わせた、食品中の異物検査技術について解説します。また、賞味・消費期限の可視化技術を紹介します。

2 医と光の融合が拓く医療の新展開 

 日時:令和3年12月11日(土)  13:30~16:30 
 場所:徳島大学 常三島キャンパス 教養教育4号館4階401講義室

 近年の超高齢社会において、医学の発展は、人の生活を豊かにし、健康寿命を延ばし、QOL(=Quality of Life)を高めるためにますます重要になってきている。このような医療をさらに発展させうる可能性として、「光」が注目を集めている。光の特徴をうまく活用することで、光と生体内の物質との様々な相互作用を引き出すことができ、病気の原因や状態の診断、病変の的確な治療、ウイルスや細菌の不活化など、新しい医学を開拓することができる。そのため、光学と医学を繋げる「医光融合」は、今後の超高齢社会を支える基盤となり、さらなる発展が期待される。そこで本セミナーでは、光を医療へ応用するための光学の基本的な考え方から、光を応用した新型コロナウイルスの感染症対策や病理診断などの実例を通して、「医光融合」の可能性について紹介する。

① 題目:「医学と光学の接点~医光融合が拓く新たな医療~」
  講師:南川 丈夫 准教授(徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所)

概要
 光と医学の融合によって生み出される新たな医療の可能性について,光の基礎や光医療応用の基本的考え方について概説する

② 題目:「深紫外LEDを用いた新型コロナウイルスの不活化」
  
講師:駒 貴明 准教授(徳島大学大学院医歯薬学研究部微生物病原学分野/
              徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所)

概要
 次世代光である深紫外LEDを用いた新型コロナウイルスの不活化について,ウイルスの基礎から実際のウイルス不活化効果について概説する。

③ 題目:「光が拓く次世代の病理診断」
  講師:常山 幸一 教授(徳島大学大学院医歯薬学研究部疾患病理学分野/
              徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所)

概要
 病気の原因とメカニズムを解き明かす病理学の基礎から,光を用いた次世代の病理診断の可能性について解説する。

3 光コムとその応用

 日時:令和3年12月18日(土)  13:30~16:30 
 場所:徳島大学 常三島キャンパス 地域創生・国際交流会館5階フューチャーセンター

題目:「光コムとは」
   「光コムのセンシング応用」
講師:安井 武史 教授(徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所長)

題目:「光コムの顕微鏡応用」
講師:長谷 栄治 特任助教(徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所)

概要
 周波数が異なる光がクシ(英語でComb,コム)の歯のように等間隔,かつ振動タイミングが同期して並んでいるレーザー光を光周波数コム(光コム)と呼ぶ。光コムはこの世で最も正確なものさしであり、その目盛りの精度は20桁を超える。このような超正確な光のものさしは、超精密周波数計測のツールとして、次世代の1秒の基準となる光原子時計の研究を支えている。他にも光コムは超精密距離測定、超高速フーリエ分光、超低位相雑音マイクロ波発生など様々な応用を生み出した。次世代レーザーとしての光コムと、その特徴を活かした応用について講演を行う。

 

各回受講費用:無料

対面とオンラインのハイブリッド講義です。
連続受講も単回受講も可能です。
先着順にて申込みを下記フォームより受け付けています。
※応募締切は原則、各講座開催1週間前まで、対面受講は先着50名までです。

お申し込み:「次世代光講座お申込みフォームはこちら

 

イベント概要
開催日 2021年12月4日(土)、11日(土)、18日(土)
会場 徳島大学(地域創生・国際交流会館5階フューチャーセンター あるいは 教養教育4号館4階401講義室)
内容  地方大学・地域産業創生交付金事業に採択された徳島県「次世代“光”創出応用による産業振興・若者雇用創出計画」における光産業人材育成のために、当センターでは昨年度から「地域産業人材育成講座」の中に「紫外線LED活用入門講座」を開設しました。多くの参加者からの高い評価を頂き、今年度は同講座を継続発展させるとともに、次世代光についての一般向け講座を開設し、専門職の育成だけでなく、高校生から一般企業の研究者までを対象に、光人材の裾野を広げるための講座を企画いたしました。可視光以外の目に見えない電磁波としての光の活用で、人類には大きな夢が膨らみます。その科学的可能性を、日本を代表する先端の研究者の皆さんにお話しいただき、光工学の学びを深める時間にいたします。
お問い合せ 徳島大学 人と地域共創センター
電話:088-656-7276

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