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(特別講演の様子)

第4期全学FDプログラムの第1年目に当たる今年度の教育カンファレンスは、四国地区大学教職員能力開発ネットワーク(SPOD)との共催行事として昨年に引き続き「大学教育カンファレンス in 徳島」の名称で実施し、徳島県内の他大学・高専からの発表も行われました。
今回の発表件数は、口頭発表24件、ポスター発表18件、ワークショップ1件、ラウンドテーブル2件でした。また、 特別講演として、立命館大学教育開発推進機構の鳥居朋子教授による講演が「学士課程カリキュラムの開発への視点 -目標との整合および学生実態の把握から- 」と題して行われました。参加者は、学外からの参加者46名を含む、約170名でした。

徳島大学FD専門委員会委員長
大学教育カンファレンス in 徳島 実行委員長
日 置 善 郎

会 期 2012年1月6日(金)8:50~18:00 (8:30受付開始)
会 場 徳島大学大学開放実践センター

 

当日の様子

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学長挨拶

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口頭発表A

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ワークショップ

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ポスター発表

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口頭発表B

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ラウンドテーブルⅠ

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ラウンドテーブルⅡ

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立看板

プログラム

詳細なプログラムはこちら⇒平成23年度 大学教育カンファレンスin徳島プログラム(196KB)
チラシはこちら⇒平成23年度 大学教育カンファレンスin徳島チラシ(1MB)

●特別講演(13:10~14:40)

講 師 鳥居朋子 先生
立命館大学教育開発推進機構教授
演 題 学士課程カリキュラムの開発への視点
-目標との整合および学生実態の把握から-
講演要旨 高等教育の質保証が国際的な課題となっている今日、大学のカリキュラムはいかにあるべきか。まったくの新設ならまだしも、何年かの運用実績を持つ既存のカリキュラムを点検し変更することにはより複雑な作業が必要だし、ましてやどこから着手すれば良いのかがわからない、という声も聞かれる。しかし本当に手立ては無いのだろうか? より良い学びを導くためのカリキュラムを調整する上で、ヒントとなるような枠組みや考慮すべき要件は無いのだろうか?
本講演では、カリキュラム開発にかかわる理論および実践研究の知見に基づき、開発のプロセスにおいて求められる検討の視点について、とくに大学・学部の目標やポリシーとの整合や学生実態への対応等の課題に照らして考えていく。ことに、質保証の文脈で学習成果が重視されている状況では、カリキュラムを調整する上で、履修歴や学業成績、学習意欲等にばらつきのある学生たちの実態把握が欠かせない。立命館大学では2009年度から、学部の教育改善への支援の一環として、学士課程の段階にそくした「学びの実態調査」を実施している。同調査から得られたカリキュラムや教授法等の再考への示唆についても可能なかぎり紹介したい。
発表抄録

■口頭発表A(9:00~12:10)
A①9:00~9:15
知的財産権を活用した自主的創造力創出教育手法の開発(685KB)
出口祥啓、森本恵美(大学院ソシオテクノサイエンス研究部)、前井宏之(北浜国際特許事務所)
赤松尚子(Seiju国際知財事務所)、塩川信明(ニッタ株式会社)、中西博行(日本たばこ産業株式会社)、香田常克(株式会社トーセ)
A②9:15~9:30
長期インターンシップによる大学院生の持続可能な産学連携教育のあり方(722KB)
森本恵美、入谷忠光、西田信夫、山中英生、藤澤正一郎
(大学院先端技術科学教育部創成学習開発センター)
A③9:30~9:45
第2回工学教育に関するアジア会議(ACEE 2011)を開催して(682KB)
英崇夫(工学部創成学習開発センター)
金允海(韓国海洋大学校工学教育革新センター)
A④9:45~10:00
創成学習開発センターの学生による自主創成活動(551KB)
田村和大、山本一仁(工学部機械工学科2年)
英崇夫(工学部創成学習開発センター)
A⑤10:05~10:20
「教える」ということ,「学ぶ」ということ第2報~科学イベントで学生TAが学んだもの・こと~(765KB)
続木章三、藤澤正一郎、英崇夫(工学部創成学習開発センター)
A⑥10:20~10:35
地域の科学リテラシー普及を目指して(705KB)
和崎美穂、矢野陽子(総合科学部3年)
続木章三、英崇夫(工学部創成学習開発センター)
A⑦10:35~10:50
日亜STC ~この1年の取組み~(733KB)
菊池淳(1)、続木章三(2)、英崇夫(2)、小西正暉(2)、藤澤正一郎(1)(2)、大西徳生(1)
(1)大学院ソシオテクノサイエンス研究部、(2)工学部創成学習開発センター
A⑧10:50~11:05
大学生による小中高生向けロボット教室プロジェクトとその相互評価(689KB)
渡辺照久(工学部機械工学科)
浮田浩行、藤澤正一郎(大学院ソシオテクノサイエンス研究部)
A⑨11:10~11:25
参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)における学生の満足度に関連する要因について(749KB)
三笠洋明(1)、赤池雅史(1)(2)、福井義浩(1)(3)
(1)医学部教育支援センター、(1)大学院ヘルスバイオサイエンス研究部医療教育学、
(3)大学院ヘルスバイオサイエンス研究部機能解剖学
A⑩11:25~11:40
養護教諭および歯科衛生士養成における多職種連携教育の試み(781KB)
奥田紀久子、日野出大輔、吉岡昌美、宮崎久美子、梶原京子
(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部)
A⑪11:40~11:55
アニメーション作品を取り入れた心理学授業の実践-「移行対象」と「ドラえもん・おばあちゃんの思い出」-(607KB)
下坂剛(四国大学生活科学部)
A⑫11:55~12:10
卒業生満足度アンケートの解析(601KB)
小林郁典(徳島文理大学理工学部)

■口頭発表B(9:00~12:10)
B①9:00~9:15
モンゴル国における1st International Student Conference開催の意義(549KB)
原田愛弓(医学部栄養学科2年)、永廣卓哉(工学部化学応用工学科2年)、高岡祐里(総合科学部社会創生学科3年)
佐藤高則、大橋眞(大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)
B②9:15~9:30
総合科学部社会創生学科「文系数学の基礎」の授業開発と実施(586KB)
豊田哲也、石田基広、掛井秀一、趙 彤、日置善郎(大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)、吉川隆吾(総合科学部非常勤講師)
B③9:30~9:45
キャンパスライフにおける問題点から見える学生支援-問題の洗い出しから具体的な支援まで-(542KB)
吉田博(大学開放実践センター)
B④9:45~10:00
大学生による交流型ワークショップの成果と課題-「キャンパス・ビジョン」の企画・開催を通して-(604KB)
浦邊研太郎(工学部)、福田喬也、牧迫雄也(総合科学部)、小烏正也(工学部)、吉田博(大学開放実践センター)
B⑤10:05~10:20
大学生が考える在学中になすべき活動-DEEP PEOPLEの企画から見えてきたもの-(605KB)
牧迫雄也(総合科学部)、浦邊研太郎、野中亮、小烏正也(工学部)
吉田博(大学開放実践センター)
B⑥10:20~10:35
学生による履修相談の取り組みの成果と課題-行列のできる履修相談じょ及び抽選漏れのための履修相談じょの実施から-(550KB)
野勢祐樹、井上由香理、阿部美咲、光宗榮、高木美和(総合科学部)、吉田博(大学開放実践センター)
B⑦10:35~10:50
学生による学び支援-Ways Cafe-ぷちの企画・開催を通して-(547KB)
光宗榮、高木美和、野勢祐樹、井上由香理、阿部美咲(総合科学部)
吉田博(大学開放実践センター)
B⑧10:50~11:05
徳島大学生の学外研修における学び-全国の学生対象ワークショップへの参加を通して-(576KB)
野中亮(工学部)、光宗榮(総合科学部)、浦邊研太郎(工学部)
吉田博(大学開放実践センター)
B⑨11:10~11:25
Art and Culture Exchange : 学生プロジェクトによる社会貢献と異分野間連携への取り組み(548KB)
福岡佑子(総合科学部科目等履修生)、Donald Sturge(大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)
英崇夫、藤澤正一郎(工学部創成学習開発センター)
B⑩11:25~11:40
大学における日本語教育①-プロジェクトワーク型日本語教育の効果-(527KB)
大石寧子(国際センター)
B⑪11:40~11:55
大学における日本語教育②「わかる」でおわらない、「できる」授業へ(510KB)
橋本智(国際センター)
B⑫11:55~12:10
基礎科目におけるクリッカーの効果(699KB)
齊藤隆仁(大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)

■ラウンドテーブルⅠ(10:05~12:10)
学生への心理支援の実状と課題(825KB)
1.早期対応のための心理支援体制
二宮恒夫(保健管理センター)
2.面接実施方法と今後の課題
山本真由美(学生支援センター学生相談室)
3.健康診断を利用した学生のメンタルヘルス支援
井﨑ゆみ子(保健管理センター)

■ラウンドテーブルⅡ(14:50~16:50)
授業で工夫していること~学生のやる気を引き出すために~(562KB)
余郷裕次(鳴門教育大学大学院学校教育研究科)
奥本良博(阿南工業高等専門学校機械工学科)
谷川裕稔(四国大学短期大学部・学修支援センター)
伏見賢一(徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)

■ワークショップ(14:50~16:50)
教師のための「教える・学ぶ・ケアする」ワークショップ(589KB)
牧裕夫(徳島文理大学)
Gehrtz 三隅友子(国際センター)

■ポスター発表(17:00~18:00)
P①
高大連携事業「高校生の大学研究室への体験入学型学習プログラム」実施報告(第3報)(636KB)
渡部稔、佐藤高則、山城考、大橋眞(大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)
P②
学習支援ボランティアに対する学内支援体制と内容(654KB)
山本真由美(大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)
P③
看護系大学1年生に実施した高齢者ふれあい実習の初年度における効果と課題-学生の授業評価より-(724KB)
安原由子、關戸啓子(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部)
P④
医療技術系大学生が受講する「ヒューマンコミュニケーション:社会人としてのマナーを学ぶ」の授業方法と課題-学生の授業評価より-(590KB)
關戸啓子、安原由子(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部)
P⑤
医療職を目指す多専攻の学生が合同で履修する「人間関係論」の課題-学生の授業評価より-(593KB)
關戸啓子、安原由子(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部)
P⑥
グループ・ワーク型授業を活性化させるための取り組み-コックピット・リソース・マネージメントの授業への応用-(610KB)
岩佐幸恵、奥田紀久子、安原由子(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部)
P⑦
医療系学部における多職種連携教育(IPE)の取り組み~蔵本キャンパスすべての1年生による合同ワークショップ~ (701KB)
岩田貴、長宗雅美、辻暁子、福富美紀、石田加寿子、藤本晶子、赤池雅史
(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 医療教育開発センター)
P⑧
学外体験学習における教育管理システムの運用とその効果(839KB)
中江弘美、薮内さつき、日野出大輔、伊賀弘起(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 口腔保健学講座)、河野文昭(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 健康長寿歯科学講座)、吉本勝彦(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 摂食機能制御学講座)
P⑨
学生の実習成果向上を目的とした学外実習施設指導薬剤師と徳島大学薬学部実務家教員の連携指導の実施と検証(658KB)
里吉良子、東満美(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 臨床薬学実務教育室)
P⑩
Facultyセンター、Teaching&Learningセンターの役割-ブリガム・ヤング大学(プロボ)の場合-(495KB)
川野卓二(大学開放実践センター)
P⑪
橋本メソッドを用いた大人数授業での授業デザインについて(534KB)
金西計英、吉田博(大学開放実践センター)
P⑫
徳島大学のイングリッシュ・サポート・ルームについて(594KB)
ギュンター ディルク(全学共通教育センター)
P⑬
徳島大学のイングリッシュ・サポート・ルームにおける特別プログラム「クリエイティブ・ライティング」の実施とその結果について(553KB)
鎌田 スザーン(全学共通教育センター(非常勤講師))
P⑭
徳島大学のイングリッシュ・サポート・ルームにおける特別プログラム「英語の発音」の実施とその結果について(597KB)
ポンド クリス(全学共通教育センター(非常勤講師))
P⑮
徳島大学のイングリッシュ・サポート・ルームにおける特別プログラム「礼儀正しい英語」の実施とその結果について(596KB)
パトリック ジェフリー(全学共通教育センター(非常勤講師))
P⑯
4年一貫就業力育成プログラムとそれに基づく初年次キャリア教育の実践-大学生の就業力育成支援事業採択[自らの就業力向上を促す巣立ちプログラム]-(677KB)
田中徳一(就職支援センターキャリア教育推進室)
成行義文(大学院ソシオテクノサイエンス研究部)
平井松午(大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部)
P⑰
「看護技術」演習をグループで効果的に進めるための取り組み(657KB)
古川薫、重本津多子(徳島文理大学保健福祉学部看護学科)
P⑱
高専におけるティーチング・ポートフォリオの広がり(665KB)
松本高志、奥本良博(阿南工業高等専門学校)

主催

徳島大学大学教育委員会・FD専門委員会
四国地区大学教職員能力開発ネットワーク

カテゴリー