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Q. 氏名  職業

植村 勇太
徳島大学病院歯周病科   助教(執筆当時)

プロフィール(大学学部卒業以降の学歴等)
2018年3月   徳島大学歯学部歯学科  卒業
2018年4月   徳島大学病院医員(研修医)
2019年4月   徳島大学大学院口腔科学教育部
                        口腔科学専攻博士課程  入学
2023年3月   徳島大学大学院口腔科学研究科口腔科学専攻博士課程  修了
2023年4月より現職

Q. 現在の仕事の内容について

 現在私は徳島大学病院の助教として働いています。日常的には日中病院で歯科診療業務を行いながら、当研究室の大学院生に対して研究の指導を行っています。また、歯学部学生4年生を対象とした模型実習や、5年生の臨床予備実習の指導も行っています。

Q. 博士課程・博士後期課程に進学したきっかけ

 学部学生時代は博士課程について何も知らず、進学するつもりもありませんでした。しかし、研修医時にその時の進路に迷った際に、今後臨床を行っていく中で疑問点や問題に直面した際に、自らの力で文献を調べ、考え、計画を立てていくという能力が必要だと思いました。
 こういった能力を自身で研究し培っていくために博士課程への進学を希望しました。

Q. 博士課程・博士後期課程に進学したメリット

 現在1つの治療や研究手法であっても多くの情報にあふれています。博士課程に進学したことで、そのような1つの物事に対して幅広い視点を持ち、情報を収集し取捨選択する力が向上しました。また学会などで同じ学問を学んでいる今まで出会えなかった歯科医師や研究者の先生方と意見交流することができ、人脈も広がっていくことが楽しさとしてあります。

Q. 博士課程・博士後期課程に進学を考えている方へのメッセージ

 医療を行っていく上で必ずしも正解はありませんが、自分で自信を持って患者さんの治療に臨むためには根拠が必要だと思います。自信を持つためには経験だけでなく様々な知識が必要になってきます。その知識を得るために自分で調べて考えるという動作は非常に大切だと思います。博士課程で研究を行っていくことでその能力が鍛えられたと思います。実験が上手くいかなかったり、日々の臨床との両立に苦しく悩んだ4年間でしたが、博士課程を修了した際に達成感と確かな自信を得ることができました。大学院への進学で悩んでいる方々はぜひ一度その世界に飛び込んでみてください。

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