口腔科学教育部の前身は、昭和58年に設置された徳島大学大学院歯学研究科であり、これまで歯学研究科から多くの優秀な研究者を輩出しました。平成16年の改組により、歯学研究科は現在の大学院口腔科学教育部となり、口腔科学専攻(博士課程)の1専攻が設置されました。さらに、平成23年には口腔保健学専攻(修士課程:現、博士前期課程)を、平成27年には口腔保健学専攻(博士後期課程)を設け、学部教育に連動した大学院の充実を図りました。
口腔科学専攻では、基礎系分野・臨床系分野に関わらず、国際的な場でリーダーシップを発揮できる世界水準の研究者の育成に力を注いでおり、健康長寿を担う口腔機能の発達、維持、管理に関する研究および教育指導を行うとともに、難治性疾患である口腔領域の癌、免疫疾患、感染症などの病態解明、治療法の開発、顎口腔機能の再建に関する研究活動を展開しています。
口腔保健学専攻では、栄養学と社会福祉学を包含した口腔保健学である長寿福祉口腔保健学領域で活躍できる教育者や研究者の、また、地域社会や国際社会において歯科口腔保健を推進できる高度専門職業人の育成を目指しています。入学後は基礎科目と専門科目の履修および修士・博士論文の作成により、修士(口腔保健学)(2年)・博士(口腔保健学)または博士(学術)(3年)の学位取得を目指します。修了後は、地域保健を担う行政職、病院におけるチーム医療での口腔管理や介護福祉施設などでの口腔ケアを指導的立場から担う歯科衛生士として、更には、歯科衛生士養成校などで科学的思考を有した次世代の歯科衛生士教育および先進的研究の担い手として活躍できるものと考えています。

口腔科学専攻(博士課程)

口腔保健学専攻(博士前期課程)

口腔保健学専攻(博士後期課程)

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