光系

コースの詳細

光システムコースは、産業構造の変化に対応した技術者の育成を目的として平成5年10月に設立された光応用工学科を母体としています。当時"光"を冠した名前を持つ学科は国立大学として初めてで、光工学の教育・研究を体系的に行うことに特徴がありました。光システムコースでもその流れを汲み、基礎科学、電子工学、機械工学、応用化学、応用物理、情報工学等の分野で個別に行われてきた光科学・光工学関連の教育・研究を組織化・体系化することで、高度化・多様化・国際化する未来の情報化社会を支える光科学・光工学に関する幅広い知識と技術を有する人材を養成することを目的としています。
光システムコースは光機能材料講座と光情報システム講座で構成されています。

コースの特徴

様々な学問分野で個別に行われていた光関連の教育・研究を組織体系化し、光物性・材料からデバイス、システムまで、「光」を切り口とした学びができる全国でも珍しいコースになっています。また、学内研究機関「ポストLEDフォトニクス研究所」と融合した本コースは、最先端研究が行える環境のもと、多くのスタッフによる手厚い教育・研究指導が受けられます。
卒業後、光機能性材料分野に進んだ場合でも、光通信・映像技術・光画像処理などの知識を有していることで、システム分野からの要請を理解した上での研究開発が可能になります。また、システム分野に進んだ場合でも、材料やデバイスに関する知識を有していることが、効率的なシステムの設計・構築に生かせます。

講座の紹介

光機能材料講座

光の流れをあやつる特殊なナノ構造でできた人工光材料やエネルギー効率のよい発光・光発電素子、超高速で光情報処理を行う素子、など光を有効利用するための機能材料や素子が実現できるように、光科学、光技術のための材料科学・材料工学、光機能素子に関する教育と研究を行います。

光情報システム講座

高い臨場感を感じたり高齢者を含めて知覚・理解しやすかったりする立体映像・空中映像・高精細映像などのシステム構築・空間知覚特性解析・映像信号処理、沢山の高品質動画を伝送しても通信速度が遅くならない光通信システム、人体のX 線CT 像から病変した部分を教えてくれる診断支援装置などを実現できるように、光情報機器、光通信システム、画像処理システムに関する教育と研究を行います。

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