研究概要

当分野は救急・重症患者の治療を行う中央診療部門であり、研究テーマは臨床に即したものである。人工呼吸に関連したものと脳虚血の急性期治療に関連したものが中心である。人工呼吸については、重症呼吸不全患者の予後を改善するとされる肺保護戦略が主テーマである。現在、世界レベルの多施設共同臨床研究に参加している。この研究に日本からは2施設しか参加していない。また、人工呼吸中の睡眠障害は最近注目されている部分であり、このテーマについても臨床研究をすすめている。脳虚血の急性期治療については、予後改善を目指す治療開発を行っている。他に重症患者における薬剤の体内動態に関する研究等も行っている。臨床医学の現場での治療をより良いものにすることに直結する研究を行なうことが当分野の信念である。救急集中治療医学は、重症患者の診療を行う部門であるが、全身状態を把握するためには最も適したところである。卒後臨床研修医や医学部生にとって生きた知識を習得する最高の場である

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