2025年見学会報告

トップ徳島大学工業会徳島支部2025年見学会報告
  • 日時:令和7年10月4日(土)徳島駅出発8:15~徳島駅帰着18:15
  • 見学施設:備前おさふね刀剣の里、大阪屋食堂(昼食)、(株)岡山和気ヤクルト工場
  • 参加者:22名(大型バス1台)

 見学会当日の朝は、あいにくの小雨がパラパラしていましたが天気予報通り見学先に着く頃には雨も上がりまずまずの曇り空の1日でした。定刻には全員が集合し、徳島駅前を出発。バスの中では、宮本支部長の挨拶で大学祭での工業会及び徳島支部の紹介・広報活動を目的としたブースの設置、また、鳥人間プロジェクトへの資金援助の依頼がありました。 行程説明の後、ベテランのバスガイドさんから車窓からの地域の説明、クイズ等があり、楽しく過ごすことができました。
 最初の見学先である備前おさふね刀剣の里では備前長船刀剣博物館前で集合写真を撮りました。(写真1)
 今年2月の総会・記念講演で英名誉教授による「日本刀から学ぶ材料の強さ」に続く刀剣シリーズの見学会となりました。備前長船刀剣博物館は鎌倉時代より刀剣の産地として栄えた瀬戸市長船町にある全国でも珍しい備前刀を中心に展示している博物館でした。今回、「刀剣は人を救う~ふなっしーの刀剣展~」と特別展を開催中で約60振りの刀剣展示がありました。 反り、波紋と素晴らしい刀剣展示でした。説明動画「日本刀が出来るまで」では叩いて伸ばして切断、積重ねを十数回繰り返す鍛造工程が日本刀の強さだと実感しました。
 研師さんは作業中でしたが刀匠さんは昼休憩中で作業が見られなかったのが残念でした。(写真2~写真4)

2025_1.jpg
写真1 備前長船刀剣博物館前集合写真
大きな画像はこちら (JPG 884KB)

2025_2.jpg
写真2 日本刀が出来るまで

2025_3.jpg
写真3 刀剣展示

2025_4.jpg
写真4 鍛刀場

 次の見学先である(株)岡山和気ヤクルト工場では1階ロビーで集合写真を撮りました。(写真5)
 1階の階段踊り場にはプロ野球ヤクルトスワローズの村上、山田選手のユニフォームが展示されていました。(写真6)

2025_5.jpg
写真5 (株)岡山和気ヤクルト工場集合写真
大きな画像はこちら (JPG 884KB)

2025_6.jpg
写真6 ヤクルト村上、山田選手のユニフォーム展示

 工場見学の開始まで2階ロビーの健康管理の体験型コンテンツ等で時間調整をしました。(写真7・8)
 14時15分から見学会が始まり会議室で説明を受けました。ヤクルトのスローガンは「人も地球も健康に、健腸長寿」、1930年に乳酸菌シロタ株が生きて腸に届くことを代田博士が発見したしたのがヤクルトの誕生とのことでした。岡山和気工場で生産しているヤクルト1000を試飲してからヤクルトが出来上がるまでの①成形 → ②調合 → ③充填 →④包装 → ⑤品質検査のラインを見学しました。
 ヤクルト1000は岡山和気工場の1ラインで生産を開始、その後の需要の高まりで生産が追い付かず、岡山和気工場は1ラインから2ラインへ、他の工場でも生産するようになり、供給不足は解消されたとのことでした。

2025_7.jpg
写真7 2階ロビーで休憩

2025_8.jpg
写真8 ヤクルトの豆知識

 関西方面の見学会は大坂・関西万博で混雑が予想されるため、今年は岡山方面で計画しましたが道路も見学先も比較的空いており、予定時間より早く進行し、帰りの与島PAではゆったりと買い物時間を取ることができました。
 それでも定刻より15分程早く徳島駅前に到着し、無事見学会の全工程を終了して会員の皆様には充実した一日を過ごしていただくことが出来ました。

(電気49年卒 脇田芳典)


閲覧履歴