大学院改革による光関連人材育成の強化

ビジョン

2020年4月に徳島大学大学院に創成科学研究科（修士課程）を設置しました。主専攻の科目以外にも課題研究に必要な他分野を学修できる分野横断型教育プログラムを設定し、光技術関連分野の発展に貢献できる専門人材の育成を目指します。また、社会のグローバル化やエネルギー問題、過疎・高齢化といった国際・地域課題に対応できる能力に加え、科学・技術・産業・社会の諸領域において新たな価値を創成できる能力を併せ持つ融合人材を輩出します。2022年度には同研究科（博士課程）を設置する予定です。

実現に向けたミッション

主な取り組みは、以下が挙げられます。

教育情報データベースシステム（EIDB）の稼働による企業ニーズに応じたカリキュラム提供
地域企業への中長期インターンシップ支援や、ジョブ型研究インターンシップ支援実施による実践力のある人材の育成
産業界のニーズに応えて光技術関連分野の発展に貢献できる専門人材を育成する光システムコースを設置し、課題研究分野を横断的に学修できるよう教育クラスターを導入

対象授業科目

【中長期インターンシップ】
◆（創成科学研究科修士課程）
インターンシップ／課題解決型インターンシップ
◆（先端技術科学教育部博士後期課程）
長期インターンシップ／企業行政演習

【光情報教育クラスター】
◆（創成科学研究科修士課程）
光結晶設計工学(創成科学研究科理工学専攻光システムコース)1,2年後期
バーチャルリアリティ技術(創成科学研究科理工学専攻光システムコース)1,2年前期
多元画像処理(創成科学研究科理工学専攻光システムコース)1,2年前期
◆（先端技術科学教育部博士後期課程）
医用情報システム論(先端技術科学教育部システム創生工学専攻)1,2年前期

これまでの取組

【EIDB】
EIDBの本格運用を開始し、企業のニーズを教育カリキュラムに反映しています。
【中長期インターンシップ】
中長期インターンシップの支援を行いました。
【光情報教育クラスター】
光情報教育クラスターにおける基礎・創成教育から専門教育までを円滑に行える教育用計算機システムを導入するなど、専門人材を育成するための環境整備を進め、「VR」「3Dデータ解析」「物理シミュレーション」の3つのカテゴリーで講習会や実習を実施しています。

2021年度の取組

【EIDB】
EIDBを安定的に運用し、実効性を高めるため、参加企業を増やし、学生のEIDB利用率を高めます。
【中長期インターンシップ】
遠隔システムを活用しながら、派遣支援を進めます。2022年4月設置の博士後期課程学生のインターンシップ支援についても、ジョブ型研究インターンシップの検討を行います。
【光情報教育クラスター】
光技術関連分野の発展に貢献できる専門人材を育成するため、VR装置・3Dデータ解析及び物理シミュレーションソフトを使った実習を継続して行います。また、習得した技術が、研究室や企業での実践の場で役立っているか、講習内容に不足がないか分析を進めます。