徳島大学人と地域共創センターお知らせ「徳島大学サイクルツーリズム講座」について

お知らせ

「徳島大学サイクルツーリズム講座」について

徳島大学サイクルツーリズム講座
―“とくしま”ならではのサイクルツーリズムを創るー

主催 徳島大学人と地域共創センター
担当 徳島大学 教授:山中英生・矢部拓也
講師 ㈱アーチ・ヒーロー北海道 高橋幸博

 全国でサイクリングを楽しむ観光:サイクルツーリズムが勢いづいています。サイクリングは、地域の風景・食・生活を肌で感じられる体験型観光の一つとして、国内外の旅行者の人気を博しています。2017年に成立した自転車活用推進法でも自転車観光が地域活力をもたらす重要な施策として位置づけられています。そして、2019年11月には国内外に誇るナショナルサイクリングルートとして、しまなみ海道、ビワイチ(びわこ一周)、つくば霞ケ浦りんりんロードの3か所が指定され、プロモーションが始まっています。“SHIKOKU”は、しまなみ海道を筆頭に、日本でのサイクリングの目的地となっています。

 徳島大学では、地域のスモールビジネス創出を支援するまちしごとファクトリー、地域活力人材創出のリビングラボなどの活動を行ってきましたが、2019年4月に新設した人と地域創生センターにおいて、新たに徳島大学サイクルツーリズム講座を開始しました。講座では、北海道で際だったビジネスモデルを展開されているアーチ・ヒーロー北海道の高橋幸博さんをメイン講師に迎え、サイクルツーリズムをマネジメントするための講座を開催します。サイクリングを活用した地域活性化・マイクロビジネスに関心をもつ市民と協働して、徳島ならではのサイクルツーリズムのモデル、組織、人材づくりを目指しています。徳島で活躍を始めている担い手たち、魅力的なルートや自転車の楽しみ方を来街者につなげるハブづくりの支援を進めていきます。

 

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徳島大学 教授 山中 英生 徳島大学 教授 矢部 拓也 ㈱アーチ・ヒーロー北海道 高橋幸博

2019年度の開催状況

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◆第1回 サイクルツーリズムの基礎と県内での取り組み

日時 2019年7月3日(水)17:00-20:00
場所 徳島大学 地域創生・国際交流会館3F 301室
参加者 55名
内容 1 サイクルツーリズム基礎講座 高橋幸博
2 徳島県内のサイクルツーリズムの取り組みの紹介
3 グループディスカッション 取り組みの共有

 北海道でのサイクルツーリズムによるビジネス展開、海外との連携、地域活力への寄与などについて、高橋さんより講演の後ブロンプトンを使ったポタリングツアー、世界的に貴重なバイクを活用したツアー構想などの県内の取り組みが紹介されました。グループで、徳島の魅力を活用したツアーのアイデア、課題について議論しました。

 

 

 

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◆第2回 サイクルツーリズムを企画しよう

日時 2019年8月16日(金)17:00-20:00
場所 徳島大学フューチャーセンターA.BA
参加者 30名
内容 1 サイクルツーリズムの企画 高橋幸博
2 サイクルツーリズム企画ワークショップ
3 発表会

 自転車によるツーリズムを企画する上での基礎について、高橋氏の講演の後、第1回で紹介された県内の取り組みに加えて、県外の参加者からの農業との連携事例の話題、徳島県での取り組み、上勝でのガイドツアーの取り組みなどが紹介され、それぞれの取り組みのブラッシュアップについてグループでディスカッションをしました。

 

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◆第3回 徳島(四国)のサイクルツーリズムをコンセプトづくり

日時 2019年10月21日(月)18:00-20:30
場所 徳島大学フューチャーセンターA.BA
参加者 45名
内容 1 サイクルツーリズムのコンセプト 高橋幸博
2 ディスカッション
 1)徳島での取り組みの共有
 2)周辺地域、国での動きについて
 3)徳島(四国)の“売り”“強み”は?
3 今後の取り組みについて

 徳島、四国でサイクルツーリズムをどのように売り込むか?そのためのコンセプトを共有する試みを行いました。徳島で売り込みたいサイクリングの楽しみ、景色、経験を話し合いで共有しました。県内の取り組みの3回目で大きくブラッシュアップ。次年度の取り組み、企画づくりへのきっかけとなりました。

 

◆地域交流シンポジウム「サイクル・ツーリズムが紡ぐ地域の活力」 ※新型コロナウィルス感染症の感染拡大防止のため開催中止

2019年度講座の締めくくりとして、先進地の事例を学び、県内取り組みの共有とこれからの展開を議論します。
http://www.devtksm-u.web-tips.co.jp/ccell/docs/13649.html

日時 2020年3月16日(月)13:30-16:40
場所 徳島グランヴィリオホテル
講演 ・自転車がつなぐインバウンドツーリズム
 ㈱アーチ・ヒーロー北海道 代表 高橋幸博
話題提供 ・サイクル・ツーリズムの成功の鍵―ビワイチの経験から―
 輪の国びわ湖推進協議会 会長 藤本芳一
・しまなみ海道における公民連携
 今治市市役所 中田尚雄
トーク・セッション 「徳島がつなぐサイクル・ツーリズム・ネットワーク」
・ブロンプトン・ポタリング・ツアー ㈱AWA-RE 榮高志
・サイクリング・ゲートウェイ 大杉雅一
・上勝テロワール 杉本勇二
・鳴門市の取り組み 鳴門市長 泉みちひこ
・徳島県自転車活用推進計画について 徳島県
モデレーター:徳島大学 山中英生・矢部拓也
■シンポジウム登壇者の紹介

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徳島大学 山中 英生

大学生の時、自動車がゆっくり走るジグザク・デザインのコミュニティ道路第一号整備にかかわったのが研究の始まりです。人・自転車の交通安全、公共交通計画、市民参加などに携わってきました。安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインや、自転車利用環境向上会議の運営、ナショナルサイクルルートの審査会、徳島県、徳島市などの自転車活用推進計画づくりなど、いろいろと汗(!)かいています。

コンタクト:FB(山中英生)
メール:yamanaka@ce.tokushima-u.ac.jp

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徳島県美波町の山の中の苔の壁の前にて

徳島大学 矢部 拓也

専門は地域社会学、中心市街地活性化・まちづくり。大学院時代から、滋賀県長浜市のまちづくりへの参与観察を続けており、NPO法人まちづくり役場理事。
国内のまちづくり専門であったが、近年の国際的な研究圧力に負け、スキー好きなので、インバウンド観光研究を行おうと冬のニセコに行ったところ、日本人でインバウンドのスキーコンシェルジュをしていた高橋幸博氏と出会う。高橋氏より、冬のニセコはある程度出来上がっているが、夏のビジネスが成立しておらず、地域社会としては、オールシーズンできちんと動かないと持続的な発展はない。自分は今、夏のサイクルツーリズムの立ち上げをしていると言われ、地域社会学者としてすべきは夏のサイクルツーリズム研究であると目覚め、それ以降、高橋幸博氏の活動への参与観察を開始し、ロードバイクにも乗るようになり、現在に至る。そのため、Stravaでの自転車友達は北海道の人が中心で徳島の人は少ない。

コンタクト:FB(矢部拓也)
メール:yabe.takuya@tokushima-u.ac.jp

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アーチ・ヒーロー北海道 高橋 幸博
サイクリングツアー・スキーツアーコンシェルジュ
 
 
北海道ニセコ地区(倶知安町)在住。北海道美唄市(びばい)出身  ・CSIA (カナダ)プロスキーコーチ、フリースタイルスキーコーチ ・北海道サイクルツーリズム推進協会 代表理事  ・自転車活用推進本部 ナショナルサイクルルート審査委員会委員 ・羽田空港スポーツツーリズムプロジェクトプロデューサー
大学では都市計画、道路計画を専攻。地元美唄市役所にて土木技術職として従事。退職後、海外 20 ヵ国で主に都市、農村デザイン、スキーリゾートを見回る旅を実施。測量・土木設計コンサル事業に従事。 インバウンド、観光コンテンツつくり、受け入れ商品つくりの知見をいかして、観光庁 VJ 地方連携事業、経産省地域のじまんづくりプロジェクトの北海道担当プロデューサーとして地域振興、観光商品つくりに関わる。北海道のサイクルガイド等と北海道サイクルツーリズム推進協会を設立。難しい産官学民としての事業プロデュース、啓蒙、交流事業を推進中。

コンタクト:FB(高橋幸博)

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藤本 芳一(ふじもと よしかず)
輪の国びわ湖推進協議会 会長
自転車ライフプロジェクト 代表

自転車マップづくりを中心に、自転車の良さを多くの人に伝え、自転車のファンと適正な利用者を増やしていくための活動を行っている。
これまでに日本全都道府県と海外50ヵ国を自転車で走る。
共著に、『サイクルツーリズムの進め方 自転車でつくる豊かな地域』、『ちずたび びわ湖一周自転車BOOK』、『ちずたび 京都と出会う自転車BOOK 市内版』、『ちずたび 京都を走る自転車BOOK ロングライド版』(以上、西日本出版社)など。

Mail:fujimoto@seisai.com
URL:https://www.bicyclelife.jp/
   https://www.seisai.com/
【新刊】『サイクルツーリズムの進め方自転車でつくる豊かな地域』
https://www.biwako1.jp/cycletourismbook

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今治市産業部観光課サイクルシティ推進室
サイクルシティ係長
中田 尚雄(なかた ひさお)

現在のしまなみ海道サイクリング人気に至る大きな流れが始まった当初から本市のサイクリング施策を担当しています。
観光課配属当時は、食を通じたまちおこし活動として今治焼豚玉子飯世界普及委員会とともにB-1グランプリ等で奮闘。現在はでは、「サイクリングでお腹が空けば瀬戸内の魚介類・今治焼豚玉子飯・今治焼き鳥、汗を拭うには今治タオル!」を叫びながらサイクリスト目線で施策を推進しています。

コンタクト:Facebook/中田尚雄
メール:i2777@imabari-city.jp

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榮 高志
株式会社AWA-RE 代表取締役
一般社団法人ブロンプトンポタリング協会 代表理事

大阪府出身。2015年に徳島県へ移住、2018年4月に株式会社AWA-REを設立。
BROMPTONポタリング専門の旅行会社として、四国を拠点に活動を展開し、
現在、20名近くのポタリング専門ナビゲーターの仲間たちと共に自転車ツアー事業を推進している。

株式会社AWA-RE
(徳島県知事登録 旅行業第3-165号 全国旅行業協会 保証社員)
https://www.brompton-pottering-association.com/

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つむぎカフェ 大杉 雅一(おおすぎ まさかず)

高校生の時に、マウンテンバイクYETIと出会い、それから28年間自転車好きとして過ごしてきました。
16年前に徳島に移住し、ロングテールバイクに出会ってからさらに趣味としての自転車の台数が増え、どうせなら沢山の人に徳島×自転車のすばらしさを知ってもらいたいという気持ちが大きくなり、レンタルサイクル&ツアーを行うことになり、準備の最終段階に入ってます!

コンタクト:FB(大杉雅一) メール(osugi@ngp.gr.jp)

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kamikatsu terroir 杉本 勇二

良い樹は山と共に在る。
良い樹とは、大きい木でも、美しい木でもなく、まわりの山々と共存している樹である。

甲南大学法学部卒業。在学中、ショップ・イベントプロデュースグループ ZERO主催。
1984年より、インテリア用品・生活雑貨・クラフトグッズなどの店舗構成・企画・仕入販売・商品化計画に携わる。
1989年より、商業施設・住宅などの環境計画・デザイン・販売戦略、生活雑貨・住設建材などの商品化計画・デザイン・販売戦略、プレゼンテーション・販売促進ツールなどの企画・制作・コピーライティングに携わる。
1998年より、クリエイティブオフィス トゥリー設立。日本・ヨーロッパにおけるマーチャンダイジングと商品開発・環境開発、地域・企業・商品の活性化コンサルティング、Webサイト・会社案内・販売促進媒体などの企画・制作・コピーライティングに携わる。
2008年より、地産地消を取り入れた地域活性コンサルティングに取り組む。
お伽噺の執筆活動をはじめる。
2009年より、里山ビジネスモデルの構築を行う。
里山に利益と雇用を創造し、地域を活性するソーシャルビジネスに携わる。
2011年より、ソーシャルビジネスによる起業と地域活性の仕組みづくりに取り組む。
2012年より、里山ビジネスを取り入れた地域活性コンサルティングをはじめる。
2013年より、地域の素材を用いた商品開発と地域の自然をフィールドにしたプログラム提供による地域活性ビジネスモデルの構築に取り組む。
2014年より、地域の活性と交流を目的とした、地方自治体の地域活性事業に携わる。
2016年より、徳島県上勝町に家族で移住。観光産業と六次産業におけるサービスの提供と商品の提供に地域おこし協力隊として取り組む。
2018年より、上勝ビジターセンター設立協議会を開設し、上勝町商工会をはじめ上勝町の事業者と農泊推進事業に取り組む。
2019年より、上勝町ふるさと納税魅力化事業を上勝町商工会と協働して取り組む。
2020年より、一般社団法人 上勝ビジターセンター設立(2020年3月)。
観光産業と六次産業を融合させたコミュニティビジネスを展開する。

コンタクト:FB(杉本勇二)

お問い合わせ先
徳島大学 人と地域共創センター
E-mail:chkoukenk@tokushima-u.ac.jp
電話:088-656-9910(平日 9:00 ~ 17:00)
FAX:088-656-9880

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