お知らせ
★令和3年3月23日、薬学科6年生(内田絢子さん、小出華永さん、高石誠太郎さん、橋本晴香さん、宮城さくらさん)の卒業式がありました。ご卒業おめでとうございます。
★令和2年12月7日、宮城さくらさん(薬学科6年生)がWEB開催された第 59 回 日本薬学会 中国四国支部学術大会に参加し発表を行いました。
・演題 「A-to-I RNA編集によるヒトCPT1a発現量の変化」 宮城さくら
★令和2年11月26日、薬学科6年生(内田絢子さん、小出華永さん、高石誠太郎さん、橋本晴香さん、宮城さくらさん)の卒業論文発表会がありました。
★令和2年10月1日、3年生(薬学科)4名が配属されました。卒業までの間、研究、勉強、遊びに励んで下さい。
★令和2年3月23日、薬学科6年生(奥村俊樹さん、加藤久美子さん、高橋里奈さん、冨永和也さん)の卒業式がありました。ご卒業おめでとうございます。
★令和元年11月28日、薬学科6年生(奥村俊樹さん、加藤久美子さん、高橋里奈さん、冨永和也さん)の卒業論文発表会がありました。
★過去のお知らせ
研究内容
薬物治療をキーワードに、生体での薬の作用・動態に焦点を当てた研究を行っています。
1.虚血再還流障害の発症・進展に関与する生体内因子の役割解明と新しい薬物治療戦略の確立
虚血再還流障害とは、血流が一定時間途絶した後に再開すると組織障害が増悪する現象で、その発症過程は血流再開による再酸素化によって引き起こされることから『oxygen paradox』と呼ばれている。 心筋梗塞などの血栓症治療や潰瘍発症、移植の成否などに関わる臨床上重要な現象で、その予防法の確立が大きな課題となっている。そこで、心筋虚血再還流動物モデルや培養細胞を用いて、核内受容体PPAR-γなどを標的とした新しい薬物治療法の有効性について検討を行っている。
2.薬物間相互作用の機序解明と予測法に関する研究
薬物輸送担体は薬物の体内動態を決定する重要な因子である。目的薬物の体内動態に関与する薬物輸送担体を明らかにすることにより、輸送担体レベルで生じる薬物間相互作用の解析と予測が可能になる。当研究室では抗てんかん薬として使用されているバルプロ酸の吸収メカニズムを解析し、カルバペネム系抗生物質によるバルプロ酸の吸収阻害の詳細な機序解明を行っている。
3.改変U1 snRNA分子による遺伝子発現制御法の開発
RNA スプライシングは U1 snRNA が mRNA 前駆体の exon-intron 境界部位(5'ss)と塩基対を形成することで開始される。しかし 5'ss に変異があると U1 snRNA が塩基対形成できないため、正常な mRNA が産生されずタンパク質が欠損することがある。このようなスプライス異常によって、重篤な先天性疾患が発症する例がいくつか知られている。当研究室では、変異 5'ss と塩基対を形成できるように改変した U1 snRNA を細胞に発現させ、スプライス異常の修復を試みている。
現在、創薬生命工学分野 伊藤教授との共同研究で、リソソーム酵素であるカテプシンAのスプライス異常を修復可能な U1 snRNA の作製とその効果の検証を行っている。
4.カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼⅠの構造と機能解析
ヒト肝型カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼⅠ mRNA 3' 非翻訳領域における RNA 編集とその意義
哺乳動物は糖や脂肪を積極的に燃焼する特殊な脂肪組織(褐色脂肪組織)を有している.この組織の働きをさらに解明する目的で、褐色脂肪組織に特徴的に存在する新規タンパク質の探索を行った結果、長鎖脂肪酸のミトコンドリアへの取り込みに必須なカルニチンパルミトイルトランスフェラーゼⅠ(CPT1)の筋型アイソフォームを同定することに成功した。肝型 CPT1 との構造や物理化学的性質を比較することにより、筋型 CPT1 の機能に重要な領域を同定することを目的として研究を行っている。
また最近、ヒトの肝型 CPT1 の mRNA 3'非翻訳領域において、RNA 編集が起こっていることを見いだした。RNA 編集によって遺伝子発現が調節されることが報告されている。そこで、ヒト肝型 CPT1 mRNA における RNA 編集の生理的な意義を明らかとする研究を行っている。
研究室メンバー
![]() |
教授 | Professor |
滝口 祥令 | TAKIGUCHI, Yoshiharu | |
TEL/FAX:088-633-7466 |
![]() |
准教授 | Associate Professor |
山﨑 尚志 | YAMAZAKI, Naoshi | |
TEL/FAX:088-633-9516 | nyamazaki@tokushima-u.ac.jp |
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