先週、オープンキャンパスと大学院の中間発表会が開催された。オープンキャンパスに関しては3年ぶりの対面での開催となった。開催の挨拶と学科の紹介を担当したが、やはり大人数の聴衆(間隔を保ちながらの座席でほぼ大塚講堂が一杯になった)を目の前にすると自然に話しに力が入る。栄養学科の誕生の話から、これまでどんな人材を栄養界に輩出してきたかを熱く語る。講義では得られない、充実感が伝わってくる。

その日、昼のランニングを終え部屋に戻ってくると、オープンキャンパスに参加している城○高校生が個人的に話を聞きたいとラボに訪ねてきているという。個人的にラボを訪れた高校生は初めてで、どんな研究をしているのか簡単に説明してあげた。彼女は、アレルギーに関する研究に興味があるようだ。話の中で、「入試の面接はどのように行うですか」と聞かれたが、「それは、答えられない」としか言えなかった。その後、実験の必須アイテムであるピペットマンを使用してもらい、マイクロリットルの溶液を計量してもらった。いったん部屋に戻り再び訪れると、何故か、OさんやMさんも実験室に来て高校生と話をしていた。

8月19から21日にアジア国際栄養会議が卒業生である中村丁次先生(神奈川県立保健福祉大学学長・日本栄養士会会長)を会頭として横浜で開催される。今回は幸運なことに座長を仰せつかることになった。新型コロナウイルス感染のため海外からの参加が難しい中、プログラム編成にも大分苦労をされているようだ。韓国、日本、台湾、香港、マレーシア、パキスタン、インド、フィリピン、インド ネシア、 タイ、韓国、シンガポール、オーストラリアと声をかけているが講演者が確保できないことがメールのやり取りから伺える(大会関係者はそうとう苦労していることが感じ取れる)。

色々な経緯から、座長に加え講演もさせて頂く機会も頂いた。図書館から、「国際会議English 挨拶・口演・発表・質問・座長進行」とタイトルの本を借りてきて、利用できそうなフレーズをチェックする。また、今まで講演してきた、“COVID19と栄養”に関するスライドを英語化していく。一番大変なのは講演原稿の作成。日本語なら自然に言葉が出てくるのだが(当然だが)、英語ではその言葉・文法自体が正しいのか自信がない。文法チェックソフトのGrammarlyでチェックしているが(?)のところもある。無料版を使用しているが、それ以上の修正は有料版でなければダメらしい。1ヶ月日本円で2,000円くらいなので今月だけなら使用したいが、その後も自動的に契約される別例があったことを思い出す。

ある日、事務局のK先生から、ディスカッションの方法や録画に関する連絡が届いていた。また、“すべてのセッションに同時通訳が入ることになりました”との連絡も追加にあった。本番では間違った英語でもその場でしゃべれば何とかなると思っていたが、同時通訳されてしまうと変な日本語になってしまうかもしれない(通訳の方は困るだろーなー)。

<令和4年8月10日:酒井>

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