S君から来年度の研究室配属のメンバー表を受け取った。今回は実践栄養学を希望する者は例年に比べ多かったと聞いている。2年前のように実践栄養学に配属された者の中で、第一希望者が0という事態は避けられた(と思う)。野球のドラフト会議や医師臨床初期研修マッチングでは受け入れる側に決定権があるのだが。隣の医学科の研究室配属では、受け入れる人数が超過した場合、受け入れ側が調整する事が出来ると聞いている。加えて落ちた学生はかなり落ち込むということも耳にした。きっと教員から遮断されたように受け止められるのだろう。色々意見はあるが、栄養学科では現状の決め方でいいのかもしれない。

ある日、ある学生さんからメールが届いていた。実践栄養学で行っている栄養と免疫・アレルギーの研究に、高校時代より興味を持ち徳島大学に入学したので、是非実践栄養学に行きたいとの内容であった。推薦入試の受験生は、特定の教員の名前と研究テーマを引き合いに出し、栄養学科への志望動機とする者も見受けられる。そういえば「免疫とアレルギーの研究をしている実践栄養学分野酒井教授」という文章を過去に目にしたことを思い出す。大方は印象を良くするために書いていると思っているが(?)、自分の名前がでてくると(点数には影響しないが)悪い気はしない。また、最近、私が卒論生を指導していないことも気がかりである旨の内容も書いてあった。そういえば、ここしばらく4年生を直接指導していない。これっていわゆる“逆指名”。

公衆栄養学の2回目のweb講義の時に、最初のスライドで「質問があれば気軽に部屋に来てください。研究室のドアはいつも開いているので」とのメッセージが入った私の部屋を撮影した写真を提示した。このスライドの効果か、2年生から研究の話を聞きたいといったメールが複数来ている。確か3年生向けの研究室紹介で使用したものを流用したものではあるのだが、意外な効果があった。

<令和3年10月20日:酒井>

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