図書館は研究を行うのに必要な電子ジャーナルを管理・提供してくれると共に学修に必要な教科書や参考書を蔵書してある。また数は限られているものの(一般)雑誌や新聞も閲覧できる(当然無料で)。(できるだけ)勤務時間以外に、社会情勢もタイムリーに知っておくために新聞を3社以上目に通すように努めている。新聞が読める1Fのスペースは食事可・会話可となっている。試験期間になると試験の情報交換のため学生さんが絶えず集まってくる場所となっている。新聞を読んでいると、(聞くつもりはないが)学生さんの会話が耳に入ってくる。「○○(失礼ながら呼び捨て)は問題変えないよなー、○○○○○○」。医学科の知っている先生だ。色々聞いたが、知り得た情報は胸にしまっておこう。ある日、夕方図書館で新聞を読んでいると、「S先生は大丈夫と思う。酒井先生は、○○も使った」(ハッキリ聞いたわけではないが)と言っている声が聞こえてきた。新聞を読む姿勢は敢えて崩さず聞き耳を立てて聞いていると、ある時点を境に会話が途絶えた。見つかったか。その後、笑いと共に一人の学生は図書館から消えていった。そういえば、かなり以前も「給食、公衆栄養」をいう言葉を耳にしたことを思い出す。栄養学科棟の前で会ったH君に図書館での出来事を話すと、「噂されるのはいやですね」と言っていた。「いや、特に気にならない。SNSを使用していないので」。

 

ことしは新型コロナウイルス感染予防のためオープンキャンパスもwebで行うことになった。月曜日、学科長の挨拶の録画のため少し早めの9時前に会場入りをする。少しでも人がいない方が緊張しない。あまりガチガチの原稿を用意すると逆にうまくしゃべれないと思い、伝えたい項目だけまとめてあとはアドリブで。

 

最後に「ぜひ医科栄養学科に入学して、 共に”one team”で学びましょう」と締めたが、体育系だとネガティブに思われてしまうか。学修したことは必ず倍返しで戻ってきますと言った方が良かったか。

<令和2年7月20日:酒井>

 

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