夕方、雑談をしていると「先生、ポテトチップス持って帰りましたか。(それでも)いいんですが。」とUさんに聞かれた。2,3日前、○○○バリューのポテトチップスを買ってきたので学生に渡してあげた。翌日食べようとしたのだが、無くなっているとのことだった。前日までは存在していることを確認したのだが、今日の朝見てみると確かに無くなっていた。夜中に誰かうちの学生が食べたかと思っていたが、だれも心当たりがないとのことだった。だれか酔っぱらって他の教室のお菓子を食べてしまったのか。

学生時代に参加した栄養調査は泊まりがけのことが多かった。調査の場所は山間部や海岸沿いのいわゆる田舎町なので、(当時は)コンビニなどもなく、食事は地元の食堂で食べるかあるいは自分たちで食料を持ち込み調理していた。夜は公民館に雑魚寝で寝ていた記憶がある。学生なので夜はお酒を飲んで盛り上がり、プロレスをしていた先輩がM先生に「うるさいから眠れない」と叱られていた。また、酔った同級生が、M先生が持ち込んでいた卵を食べてしまい、翌朝こちらも怒られていた。ふと、こんな記憶がよみがえる。

「ポテトチップス、楽しみにしていたんですが。」という学生の声を聞き、なんだか悲しい思いがこみ上げてきた。何かできることはないか。夕焼けの日差しを受けながら、自転車にのりスーパーマーケットに向かった。

<平成30年8月9日:酒井>

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