7/1の東京への出張では、阿波おどり空港まで自転車で行ってみた。阿波おどり空港からの蔵本への帰路は、昼食時間も含めると約2時間弱を要した。やっとの思いで栄養学科棟までたどり着き、正面ドアをくぐると数名の学生が集まっていた。メンバーの姿を見ると、これから野球をするようだ。「今から試合です。先生もどうですか?」と尋ねられたので、「後で見に行くから」と答えると、「メンバーが1人足りないんで、参加してください。」と言われた。少しでも学生たちのためになればと、疲れが残る中快諾した。守備では、ライト(素人的には玉は余り飛んでこない)をお願いしたが、レフト(玉が飛んでくる)となった。実際の試合では、1回だけフライを(奇跡的に)捕ることができたが、中途半端な判断による捕球ミスが続いた(次からはメンバーが足りなくても、声がかからないかもしれない)。バッターが打った瞬間の感じを瞬時に判断し、どこに異動したらいいか判断できればいいのだが、基礎となる動体視力はかなり低下している(実験でも、手術等細かな作業はかなり難しい)。そういえば、先日の健康診断の聴力検査では、毎年問題なく聞こえていた音域が聞こえなかった。練習試合は、7回までの1試合、5回までの1試合の合計2試合。久しぶりにほぼ1日中は体を動かしたことになる。

東京での宿泊は、慣れない寝床でもあり睡眠時間はかなり短くまた浅く、久しぶりに夢を見た。夢の中では、何匹もの猫が次から次に家に入ってきて困った状況になっていた。慌てて回りを見渡して入り口の穴をみつけ、入り口と同じ形をした木材を探しだしその穴に詰め込んだ(どこかの漫画と似ている)。また、少し変わった動物が私の近くに横たわっており、「珍しい動物だけを特別に扱うな」と言ってきた。研究をしているとマウスを交配させ特定の遺伝子が入っているマウス個体を選別することがある。「珍しい動物」=「特定の遺伝子を持つマウス」という図式が思い浮かぶ。暗に、動物側から「動物を大事にし、きちんと実験をしろよ」と言われたような夢だった。そのことを思い出し、野球の試合後、真っ先に動物センターに向かいマウスの様子を見に行った。

七夕が近いので教室では、願い事を書いた短冊が飾られている。一枚書いてくれと(何故か)金色の短冊が渡された。素直に「研究費と大学院生が教室に入るように」と書いた。願うことでなく、努力し実行すべきことか。

<平成29年7月5日:酒井>

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