今年の2月14日は、例年になく忙しい1日であった。朝起きてみると雪で一面が覆われていた。昨日のニュースで四国の平野部でも積雪が予想されると言っていたが、德島でこれだけ雪が降るのは珍しい。今日は、栄養学科修士論文の発表会と第3回眉山免疫シンポジウムが開催された。修士論文の審査を行いながら、眉山免疫シンポに参加する。修士論文の発表会は1人発表8分質疑応答4分であるが、30人ほど発表者がいるので少しの遅れでも、積み重ねると予定の発表時間がかなり遅れてしまう。何人かの学生さんの審査を担当しているので、少なくともその時間には会場にいなくてはならない。しかし、発表が延びるのでなかなか実際の時間が読めない。最初の審査に行ってみたが、すでに2人分くらいの時間が超過していた。眉山免疫セミナーは疾患プロテオゲノム研究センターの高濱教授が中心となり主催する免疫学のシンポジウムで、招待スピーカーは、Singer A先生、小安先生、Singer D先生、堀井先生、審良先生、Klein C先生、烏山先生、Kuchroo V先生、吉村先生といった世界的に高名な先生ばかりであり、德島でこれらの先生の話が聞ける機会は滅多にない。修士論文発表会は、うちの教室は最後の2題で、予定では17:00頃からだ。他の学生さんが自分の発表を次々終えてホッとしている中、最後とは少し同情するところがある。それでも一人の学生さんは大豆イソフラボンと免疫に関する研究を、もう一人の学生さんはビタミンA欠乏と免疫に関係する研究報告を無事終わらせた。

夕方部屋に戻ると、私の教室の一期生である田中さんが、長野から德島に来ているので研究室の方に顔を見せたいとの連絡があった。修士論文発表会後の懇談会での挨拶を頼まれているので、会に少しだけ出席してその後戻るからと連絡をした。懇談会は少し遅れて始まった。まず学科長の挨拶、次に栄養学科同窓会から私の挨拶、そして乾杯の流れのはずであった。会はまず学科長の挨拶から始まった。そのあと私の挨拶のはずだったが、栄養学科長の話が終わった後に自ら乾杯の音頭をとり懇談が始まってしまった。準備をしていたが私のスピーチはなくなった。その後、会場で少し話をして部屋に戻り、田中夫妻から近況を聞いた。帰りがけに机を見てみると、ワインが置いてあった。「Happy Valentine 1年間よろしくお願いします! 3年生一同」。そう、今日はバレンタインデーだった。

<平成26年2月21日:酒井>

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